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時代の潮流「インフルエンサー」
出典:www.photo-ac.com
twitterやinstagramで多くのフォロワーやいいねを獲得する「インフルエンサー」。
その分野や業界は様々ですが、「インフルエンサー」は多くの人々に影響を与えることができるという点で、新しいマーケティング手法として注目されています。
そんな話を上司が小耳に挟んだのか、「我が社もインフルエンサーを用いたマーケティングを実施しよう」と言い出してはいないでしょうか。
インフルエンサーマーケティングってそもそもどうやってやるの?
何かいいツールとか、サイトはあるの?
ご安心ください。
今回の記事では、インフルエンサーマーケティングの説明書とインフルエンサープラットフォームを厳選してご紹介いたします。あなたの上司の無茶振りに応える内容がこの記事に集約されているはずです。
インフルエンサーマーケティングの説明書
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インフルエンサーを活用するマーケティング手法は、低コストで多くの認知度を獲得することができるという特徴があります。
しかし、前提として、「マーケティング対象の商品がインフルエンサーマーケティングに向いていなければ効果は激減してしまう」ことを認識しておきましょう。
この章では、インフルエンサーマーケティングに当てはまる商品の条件と、そこから先の実践的なインフルエンサーに対する理解度を深めていきます。
そもそもインフルエンサーマーケティングとは?
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そもそもインフルエンサーマーケティングとは何なのでしょうか。
インフルエンサーマーケティングとは「周囲に影響力のある人物に商品やサービスを紹介し、気に入ってもらい、勧めてもらうマーケティング手法」のことです。
例えば、あなたの好きな動物写真をたくさんアップするインスタグラマーの人が
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「私がお勧めするペットフード」と題してペットフードの写真をアップし、
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それに影響されてそのペットフードを買う。
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インフルエンサーマーケティングでは、この流れを目指しているわけです。
ポイントは宣伝っぽくないという点とフォロワーのインフルエンサーに対する憧れや同一視欲求を満たしていく点でしょう。
またインフルエンサーマーケティングといえば、Instagramという認識が高まっています。
それはtwitterやfacebookに比べて、エンゲージメント率(フォロワーが投稿に反応する割合)が高いからです。
その商品はインフルエンサーマーケティングに適していますか?
①美容品、化粧品、ネイル等
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まず大前提としてインスタグラマーは女性の割合が高いです。
少し前ですが、2015年に開催された「アドテック東京2015」でFacebookは国内Instagramユーザーの男女比は女性65%、男性35%と発表しています。
これらのことを踏まえると、女性向けの商品にマーケティング効果を見込むことができます。
②料理、レストラン、ホテル
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Instagramは写真をベースとしたSNSです。
したがって、料理やホテル等の写真映えしやすいサービスを提供している店や企業とシナジー効果が大きいと言えるでしょう。
③ファッション
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写真映えするカテゴリといえば、ファッションを一番最初に思いつく!という方もいるでしょう。
今日のコードを撮る#ootd(Outfit of The Dayの略)は人気ハッシュタグの一つで、総投稿数は1億を超えます。
ファッション業界では、Instagramを使用するというのはもはや常識で、いかにインフルエンサーを活用するかが利益につながる重要な課題と言えるでしょう。
④イベント 、フェス
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イベントや音楽フェスティバルのレポート・体験記なども効果を見込めます。
長期間開催されるものであれば、イベントの入場割引特典などのプレゼントと同時に投稿するとよりエンゲージメント率は高くなります。
若者に向けたイベントやフェスの主催者は一考してみる価値があるでしょう。
以上のような、女性向け、写真映えしやすいなどのポイントを満たしている商品であればインフルエンサーマーケティングが効果的であると言えます。
また最近注目されているのが「マイクロインフルエンサーマーケティング」という新たな手法です。
最新の注目ワード「マイクロインフルエンサー」
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「マイクロインフルエンサー」とは、その名の通り、”そこまで”フォロワー数がいないインフルエンサーのことです。
インフルエンサー・マーケティング・プラットフォームのマーカリー(Markerly)が行った調査によると、
ある一定数以上のフォロワーを超えるとエンゲージメント率が低くなるという結果が出たそうです。
つまり、そこそこのフォロワー数を持ったインフルエンサーと契約する方が、マーケティング効果が大きいかもしれないという調査結果だったのです。
しかし、そのそこそこのインフルエンサーを見つける手間はかなり多く、それ専用の検索エンジンが必要であると同社のCEOサラ・ウェア氏は語ります。
これからは「個人」が主役となっていく時代になると言われていますが、「そこそこ」というキーワードが意外と重要になってくるのでしょうか。
オススメのインフルエンサーマーケティングツール3選
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それでは編集部が厳選したインフルエンサーマーケティングツールをご紹介します。
①インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「INFLUENCER ONE」
出典:https://influencerone.jp
「INFLUENCER ONE」は、レモネード株式会社が手がける、Instagram特化型インフルエンサーマーケティングのプラットフォームです。
企業がインフルエンサーを集める場として注目が集まっています。
またインフルエンサー側としても、従来面倒くさい作業だった諸々の確認事項を一括で行えるため、
Instagramerの活動をより効率化してくれるツールとなっています。
それぞれの使い方は以下の通りです。
企業側
対象ブランドの説明、案件内容、投稿日、報酬、入札単価といった情報をINFLUENCER ONEに掲載し、インフルエンサーを募集します。
インフルエンサー側
条件を見て応募し、企業から選出されれば仕事スタート。ただし応募するには各企業の承認が必要です。
ある程度のフォロワー等が存在するのかのハードル設けられています。
そしてこのサービスの特徴は課金形式にあります。
従来のインフルエンサーマーケティングツールの課金手法は、インフルエンサーのフォロワー数に課金の基準を置いていますが、
「INFLUENCER ONE」ではエンゲージメント数に応じた課金となっています。
つまり、ユーザーがいいねやリツイート、リプライするなど、ユーザーの反応を基準として課金するということです。
この仕組みにより、企業はよりコスト効率が良く、効果的なインフルエンサーマーケティングを行うことができます。
②最適なインフルエンサーを発見。業界暦13年の重鎮が提供する「SPRAY for Agency」
出典:sp-ray.com
インフルエンサーマーケティング業界で13年という経験、2016年末に満を持してリリースした、インフルエンサーマーケティング効率化ツールが「SPRAY for Agency」です。
「SPRAY for Agency」には3つの特徴があります。
①ぴったりのインフルエンサーの発見
「SPRAY for Agency」 は、twitter、facebook、Instagramの3つのSNSを横断してインフルエンサーを検索することができます。先ほどのInstagramには適さない商品でも、ビジネスマン向けのツールやサービスであればFacebookのインフルエンサーマーケティングなどは有効ですので、自社商品・サービスに適したインフルエンサーを発見する足がかりになるでしょう。
②たくさんのプロジェクトをスマートに管理
「SPRAY for Agency」 では、インフルエンサーの面倒なリスト管理や報酬管理、進捗状況などをスマートなUI/UXでわかりやすく管理することができます。
他のツールよりも業務効率が高いかもしれません。
③エキスパートと一緒にキャンペーン効果の最大化
業界歴13年は伊達じゃありません。
その道のエキスパートがキャンペーンの効果を最大化するお手伝いをしてくれます。
こっそり頼んで上司にドヤ顔するのもありなのかも。
③インフルエンサーとそのファンの興味関心を見える化。広告代理店・PR会社の強い味方「iCON Suite」
出典:icon-suite.com
Instagram、twiiter、Youtubeの3つのSNS及び動画サイトに対応しているインフルエンサーマーケティングツールです。
インフルエンサーを年齢、性別、地域、興味関心などのフィルターをかけて検索できるほか、
インフルエンサーのファンのデモグラ情報(男女比や年齢比率など)が確認でき、最適なインフルエンサーを見つけることができます。
また綺麗なレポートを作成することができます。
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インフルエンサーマーケティングの実施レポートを作成することで、あなたの評価がうなぎ上りになること間違いなしです。
個の時代がもたらしたインフルエンサーマーケティング市場
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いかがでしょうか。
上司の無茶振りに応えていいかどうかの基準になっていれば幸いです。
「個人」が主役になっていく時代変遷期を裏付けするようにその規模を拡大させていくインフルエンサーマーケティング市場。
先に紹介した「INFLUENCER ONE」などのプラットフォームが着々と整備されていき、本格的に「個人」の時代が目の前に迫っていると言えるかもしれません。
今後の動向に注目が集まります。