チャットボット、知ってますか?

知りたいことを質問すると、すぐに答えが返ってくる。まるで気が置けない友人との会話のように、機知に富んだコメントをくれる。
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出典:macdrug.com
アップル社のような大企業からスタートアップ企業まで、大小さまざまな企業で開発されているこんなプログラムとの会話を楽しんだことがある方も多いのではないでしょうか?
最近ではレストランの予約やタクシーの手配までしてくれるサービスまで始まっています。今後ますますわたし達の生活をサポートしてくれるであろう“チャットボット”。
今回は、そんなチャットボット(人工無脳)に迫ります!

チャットボット(人工無脳)とは?

すでにチャットボットのサービスに触れたことがある方でも、“チャットボット”という言葉には聞き馴染みがないかもしれません。
人工無脳とは、chatbot(チャットボット)と呼ばれるコンピュータプログラムの日本語訳のことで、人工知能の対として使われている言葉です。人工知能は人間の知能をコンピューター上で再現したシステムですが、
人工無能は人間がプログラムした言葉で“それらしい”返事をするようにプログラムされたシステムです。
チャットボットにはいくつかのパターンがあり、あらかじめ内蔵されている言葉を返すだけのものもあれば、ネット上の情報を取り込んだり、会話を繰り返すことで新しい言葉を学んだり学んでいくシステムになっているものもあります。

チャットボットと人工知能の違いは?

ご存知のように人工知能の開発は以前から行われていますが、まだまだ実現が難しい難解なシステムです。そんな中で、自然な会話で人間らしさを実現しようと開発されたのがチャットボットでした。
人工知能は自ら考え、自ら答えを考え出すプログラムですが、チャットボットは開発者があらかじめプログラムした言葉をあらかじめ登録されたキーワードが入力された時に返すようにプログラムされただけのものです。
しかし、“会話”には必ずしも“知能”が必要というわけではありません。言葉を話さない動物や、時には言葉では補いきれない感情を誰かと共有されたことがどなたにもあるはずです。例えプログラムされたシステムであったとしても、チャットボットではそんなリアルな会話“感”を楽しむことができるのです。

チャットボットの今後?

このようなチャットボットを利用したサービスの利点は、消費者を、会話を楽しむように様々なサービスへ繋げるかもしれません。
実際、チャットボットシステムを利用したサービスはFacebookを始めとするテック企業で開発・提供が始まっています。
2016年春に、Facebook はチャットボット機能「Bots for Messenger」を発表しました。


今後、Bots for Messengerは様々な企業に提供され、自然言語処理機能を利用したチャットボットが各企業の問い合わせ窓口として利用されます。
日本でもテック分野のスタートアップ企業であるドリコム社やソウゾウ社で、チャットボット機能を利用した予約サービスの提供が開始されています。

チャットボットはCtoC市場で重要に

CtoCビジネスにおいては、このようなチャットボットを用いたサービスが今後ますます使用されることが予想されています。
LINEの“既読”機能やFacebookメッセージの“入力中”という表示はわたし達に相手からの反応が返ってきつつあることを可視化し、“安心感"を与えてくれます。
いろんなこと・ものへのアプローチへの時間がどんどん短くなっている現代においては、“待たされる”こと自体がストレスになっていることも少なくありません。素早い反応は、消費者への意志決定につながることさえあるのです。
本当に近い将来、チャットボットは私たちの生活に欠かせない秘書のような存在になるはずです。おススメの商品を教えてくれたり、クレジット情報や住所などの面倒な入力をすることなく、チャットボットとの会話の中でスムーズに様々なオーダーができるようになるでしょう。
まるでわたし達一人一人の専属のコンシェルジュのようにサポートしてくれるチャットボット、今後ますます注目が期待されるサービスに要注目です。

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