6月10日、クラウドベースのデータ管理プラットフォームのKruxは資金調達に成功した。調達額は約35億円。これまでのVC4社(SAP Ventures、Accel Partners、IDG Ventures、The Entrepreneurs Fund)に、新たに3社(Time Warner Investments、Visionnaire Ventures、Temasek)が加わることになる。
Kruxはビックデータとアルゴリズムを組み合わせ、消費者のデータ管理プラットフォームを提供する。Kruxを使うとウェブサイトの高速化などサイト管理の最適化を行うことができ、ニューヨーク・タイムスやウォール・ストリート・ジャーナルなどの顧客管理にも利用されている。設立は2010年、本社は米カリフォルニア州にあり、CEOはトム・チャベス(Tom Chavez)氏である。
すでにニューヨークとボストン、ロンドン、シンガポール、オーストラリアにオフィスを構え、世界中の企業に利用されているKrux。高品質なウェブサイトを構築できるので、ユーザーはブランド体験を築き、ユーザーの事業収入・広告収入を順調に伸ばしているようだ。今後も世界展開が進むのであろうか。動向に注目したい。
●krux digital Inc./プレス・リリース