9月25日、クラウド会計ソフトのfreee株式会社は総額6.3億円の資金調達に成功した。引受先はPavilion Capital(シンガポールのTemasekグループの投資会社)とリクルートホールディングス。調達した資金は法人向けの開発・サポート体制の強化に充てる見込み。
freeeはスモールビジネス向けのクラウド会計ソフト「freee(フリー)」を運営している。今回、「freee」に経費精算機能が追加したことも同時に発表している。iPhoneアプリからのレシート写真登録に対応しており、従業員はどこでも経費精算の申請が可能となる。モバイル・アプリ付きで経費精算機能をもった会計ソフトは日本初のようだ。以前資金調達ニュースで取り上げた(会社概要については、そちらを参照してほしい)が、フリーは4月に総額8億円の資金調達を行っている。
フリーのビジネス職の方と話す機会があり、「フリーの利用者の多くは個人事業主(比率としては7:3)だが、最近では、法人機能の強化によって法人会員が急増している」という話を伺った。またプレスリリースの発表通り、「今後はマーケティング活動に力を入れていきたい」ということも話していて、ぜひとも弊社の起業家インタビューに出演してほしいと思った。今後も成長資金を獲得し、事業を成長させていくのであろうか。今後の動向に注目したい。

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