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ノマドしてますか?
突然ですが、あなたは「ノマド」をしていますか?
最近、インターネットが実現した新しい働き方として、にわかに人気のノマド。
今回は、その実態に迫ります。
ノマド=遊牧民
出典:anthropocenejournal.wordpress.com
そもそも、ノマドとは何なのでしょうか。
特に「ノマド」という仕事があるわけではないようです。
場所にとらわれず、好きな場所で仕事するスタイルのことを、「ノマド」とよびます。
昔は軽くて使いやすいノートPCも、インターネットも使いやすいアプリも無かったため、仕事はどうしても会社に集まって人と面と向かってやるのが主流でした。
しかし今は、たった1kgしかないパソコンでも十分な性能があるうえに、ネットが普及してメールやスカイプも一般的になりました。仕事の内容によっては、わざわざ時間とお金をかけて会社に行く必要もなくなりつつあります。
そこで登場したのが、家やカフェ、なかにはビーチなど、ネットがつながる限りどこでもオフィスにしてしまう人々です。
その縦横無尽さは、まるで遊牧民のよう。
こういった理由で、いつしか英語で遊牧民を意味する「ノマド」と呼ばれるようになったのです。
ノマドワーカーといえば?
さて、有名なノマドワーカーといえば、誰が思い浮かぶでしょうか?
ここからは、有名な人を3人ご紹介します。
ヨッピーさん(Webライター)
出典:yoppymodel.com
企業の広告記事を中心など、Webでおもしろい記事を書いている方です。
ゲームの宣伝のために、本物の市長とシムシティ対決をしたり、バイクの宣伝のために、原付で実際に東京から京都まで走ったりと、記事を読む前から「おもしろい」と予想できる記事ばかりです。
『ヨッピのブログ(仮)』はこちら
イケダハヤトさん(プロブロガー)
出典:suumo.jp
家族で関東から高知県に移住し、田舎暮らしをしながらブログ『まだ東京で消耗してるの?』や、有料メルマガを運営されています。
時々、歯に衣着せぬ発言の多さからネット上で話題になることも多いので、ご存知の方も多いことでしょう。
『まだ東京で消耗してるの?』はこちら
安藤美冬さん(執筆家など)
出典:www.fashion-headline.com
様々なメディアで執筆活動を行ったり、講演活動などをされています。
『解放食堂』といった、東北の食材を東京でおいしく食べるという、農業支援イベントなども開催されています。
『安藤美冬公式サイト』はこちら
ノマドワーカーに取材…
出典:tweakyourbiz.com
では、実際にとあるノマドワーカーに取材してきたので… と言いたいところですが、この記事を書いたのは年末。ノマドとはいえお仕事はお休みされてるようで、連絡がつきませんでした。
その代わりに、先ほどご紹介したヨッピーさんが、実際にノマドをしたときの記事をご紹介します!
出典:togech.jp
『IT業界に「夢のオフィス」を新提案! キャンピングカーで仕事してみた』(トゥギャッチ)
キャンピングカーを借りて、なんと自然の中のキャンプ場をオフィスにしてしまっています。
仕事に疲れてPCからふと目を上げると、そこには深い緑と水の音… 想像しただけで最高のオフィスです。
もう一つ、記事をご紹介します。
出典:yuuma7.com
『ノマドワーカーのとある一週間のスケジュール・過ごし方』(NEVGIV)
この記事では、あるノマドさんの1週間の様子を描いています。
働く時間と休む時間の配分をある程度自分のペースで決められるのは、非常に魅力的です。
ヨッピーさんや、この記事に出てきたご夫婦のように、ノマドしている人の職業は、やはりIT関係が多いようです。
パソコンとネットがあればそれなりに仕事ができる業界で、新しい文化に寛容な業界であるということなのかもしれません。
ノマドさんがたくさん?ノマドオフィスをご紹介
この記事をご覧の方の中には、ノマドにあこがれている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方々が、明日にでもすぐに使うことのできるノマド向けオフィスを、5つご紹介していきます。
⒈家
出典:buzz-netnews.com
「そんなの分かってるよ!!」と怒られそうですが、電源も安定したネットもあって、しかも無料。機密事項も人から見られる心配なし。
どうですか? ノマドには最高の環境ではありませんか?
⒉コワーキングスペース
出典:world-architects.blogspot.jp
お金はかかってしまいますが、集中したいなら絶好の環境です。
少し前までは数も少なく、探すのに苦労しましたが、今では全国各地に増え続けています。
近くのコワーキングスペースを検索できる『コワーキング.com』というサービスも出ているので、ぜひ使ってみてください。
⒊カフェ・ファミレス
出典:sites.psu.edu
最もポピュラーな選択肢かもしれません。
周りのお客が少しうるさく感じるかもしれませんが、安心してください。
ある研究では、「飲食店のにぎやかさは人が集中するためのBGMとして最高」というデータもあります。
最近は、高速フリーWi-Fiも整備されてきて、重たい動画ですらスムーズに見れるところもあります。
想像以上に、ノマドにふさわしい働き場所かもしれません。
⒋鉄道
出典:twitter.com
降りる駅が決まっているので、終わる時間を決めて、短い時間で集中することができます。
ただ、問題点がとても多いのもこの選択肢の特徴です。
都会の電車であれば、まずは座席の争奪戦に勝たなければいけなかったり、運よく席を勝ち取ったとしてもあの心地よい揺れと音のせいで、眠気との闘いが始まってしまったり...
納期が迫っている場合や、やる気がどうしようもなく高まっている時でなければ、選んではいけない選択肢かもしれません。
⒌図書館
出典:commons.wikimedia.org
最後は、とても常識的な選択肢をご紹介します。
空調は、ちょうどいい絶妙な温度に設定され、その静かさは、キーボードをたたく音さえうるさく聞こえるほどの図書館。
厳かな空気感は、ついサボろうとする自分の気持ちを引き締めてくれます。
しかも、多くの図書館は無料もしくはごくわずかな利用料で入ることができます。
一方で、フリーWi-Fiが飛んでいないところがあることや、飲食物の持ち込みが制限されることには注意したほうが良いかもしれませんが、集中したいノマドワーカーにはとてもいい環境だと思います。
ノマドまとめ
ネットが実現した新しい働き方、ノマド。
場所に縛られないというのは、普通のサラリーマンの方からすると羨ましい限りかもしれません。
ノマドを支える空間も増えていることからも、ノマドワーカーの数は今後さらに増えていくことでしょう。
しかし、本格的にノマドとしてやっていくには、個人の絶対的な実力や信頼が欠かせません。
「個人が全て」。これがノマドの鉄則です。
ただ、C to Cビジネスの普及にも見られるように、時代はノマドにとって追い風だと考えることもできます。
5年後、10年後、街にはどれだけのノマドワーカーが働いているのでしょうか。
もしかしたら、今この記事をご覧のあなたも、ノマドデビューしているかもしれません。