年商1億円を超える会社の若手起業家・創業者で構成するアメリカで生まれたネットワーク「EO」。
その日本支部として設立された「EO JAPAN」が、今月10月に設立20周年を迎えました。設立以来、アジアパシフィックエリア1位の会員数、世界2位の規模にまで成長した勢いのある組織です。
今回は、そんな「EO JAPAN」について紹介します。

EO JAPANとは?

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出典:http://www.eojapan.org/activity/monthlyCommittee.html
「EO」とは、Entrepreneurs’ Organizationの略です。1987年にアメリカで発足した組織で、年商1億円を越える起業家のみで構成されています。現在では、48か国150チャプター、11,000名以上のメンバーにまで成長しています。
「2020年までに2万20人の会員を有する世界で最も影響力のある起業家コミュニティを形成すること」というビジョンを掲げて活動を行っています。
その「EO」のアジア初の支部として、グロービス堀義人氏を中心に日本の起業家が集まり、1995年10月に「EO JAPAN」が設立しました。
中でも「EO Tokyo」は世界で2番目の規模にまで成長しており、注目を集めています。現段階では213名(総売上高7227億円)が入会しており、会員の年齢は20代後半から50代前半、企業規模は1億円超えたばかりの会社や、上場している会社など様々です。

EOが提供している価値は?

 
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出典:http://www.eojapan.org/activity/forum.html
EOに入会すれば、フォーラム、月例会、インターナショナル活動、ラーニング、コミュニケーション、メンターシップなどの活動内容を通じて、「経営者として人間的に成長できる」と言われています。
中でも「フォーラム」というプログラムでは、心を開いて様々な問題を共有し、話し合える場所を提供しており、かけがえのない仲間と出会う機会になります。
創業経営者の悩みは、同じ立場である創業経営者にしか理解できないことも多いと言います。フォーラムでは、このような創業経営者の悩みを、信頼できるメンバーに共有できるということから、EOにおいて最も重要な活動の1つになっています。
共通背景を持った、成長意欲が高い仲間がたくさん集まるEOでは、得られる学びの質も高くなります。その”仲間”の範囲は日本国内にとどまらず、”世界中”に広がっているのも魅力的な点だと言えます
また、時に孤独でもある経営者が、一生涯信頼できる友を得られる機会でもあります。それによって、事業を成長させたり、社会に貢献したり、個人を成長させたりと、自身が目指す成功が実現しやすくなります

世代を超えたつながり

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出典:http://www.eojapan.org/activity/mentorship.html
EOでは厳格なルールに定められた上で、メンター(相談を受ける先輩経営者)とメンティ(相談をする後輩経営者)が一対一でその経験をシェアするメンターシッププログラムも存在します。
経営して行く中では、その成長ステージによって生まれる課題も変化してきます。
一方で、先輩経営者がたどってきたステージを次の後輩経営者がたどっていくように、同じ道や同じ課題を経験することが多い傾向もあるようです。 そういった時に、同じ課題を抱えた経験を持つ先輩の言葉を聞けるのも、EOならではです。
図にある通り、双方にメリットがあるメンターシッププログラムになっています。定期的にメンターとメンティとの会合を開催することで、お互いの信頼関係や成長実感を確認し合いながら経営者個人も成長できるような内容になっています。

まとめ

横のつながりだけでなく、縦もつながりも築くことができるEOというネットワーク。
今後の日本をさらに盛り上げてくれる組織の1つとして、「EO JAPAN」は社会に必要不可欠な存在になっていくのではないでしょうか。
 
「EO JAPAN」についての詳細はこちら

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