6月30日、Twitter(以下、ツイッター)はアドテックベンチャーのTap Commerceを買収した。ツイッターからの正式な発表ではないが、Re/codeによると、買収金額は約100億円だという。
Tap Commerceはモバイルやタブレットのリターゲティング広告を手掛ける会社である。同社の発表によると、Tap CommerceのプラットフォームはすでにMoPub(ツイッターが2013年9月に買収したモバイル広告の会社)のサービスに統合されているという。設立は2012年、本社は米ニューヨークにあり、CEOはBrian Long氏である。
リターゲティングといっても、ユーザーの検索傾向を基に広告を出す「サーチリターゲティング」や、ユーザーのサイト訪問履歴を基に広告を出す「サイトリターゲティング」がある。どちらも購買意欲の高い見込み客にアプローチできる点で優れている。
ツイッターはモバイル広告に注力していて、昨年のMoPubの買収から数えて3社目である。今後もこの戦略を続けるのであろうか。動向に注目したい。
●Tap Commerce /プレス・リリース