名刺管理は全てのビジネスパーソンにとって必須の課題です。
Sansanは業界のイノベーターとして市場を創り、2012年には個人向けアプリ『Eight』を提供開始しました。
名刺のもつソーシャル性を活かし、新たなビジネスSNSのかたちを国内外に提案しています。
ビジネスの出会いを資産に変え、働き方を革新する可能性に挑んでいる会社と言えます。今回はSansanについてまとめました。
Contents
「名刺管理の煩わしさ」や「人脈情報の可視化」を解決したい
2007年創業のSansan株式会社は、三井物産に勤務していた寺田親弘氏がアメリカのシリコンバレー勤務した際、日本向けのベンチャービジネスに関心を持ったのがきっかけだと言われています。
もともとビジネスマンとしてのキャリアをスタートしたとき、「名刺管理の煩わしさ」の問題や「人脈情報の可視化」ができていないことに問題意識があったようです。
そこで寺田氏は名刺をネットワーク上にデータベース化し、名刺交換の記録を共有することがベンチャービジネスの問題を解決すると考え、「クラウド名刺管理サービス」の事業化に着手したのです。
⇒詳しくはコチラ
SansanとEight
現在の事業内容は主に法人向けクラウド名刺管理サービス、Sansan、個人向け名管理アプリEight、Sansan はこの2つのサービスを中心に事業を行っています。
当初は社員が持つ名刺を電子化し、各社員の“人脈データベース”をクラウドに構築するためのサービス「Link knowledge(2013年8月にSansanに名称変更)」として開始しました。
名刺をスキャンするとその情報がデータセンターに送信され、データベースに登録されるという仕組みです。サービスの最大の特徴は、データの入力をオペレーターによる手作業で高い入力精度を保証したことです。これによって、サービスの信頼性を高めることに成功しました。
EightはGoogle playが発表する「2014年ベストアプリ」の1つに選ばれています。
『それさぁ…早くいってよぉ~』でおなじみのCM
Sansanの特徴は、「営業を強くする名刺管理」をコンセプトにテレビCMなどを放送し、知名度を一気に上げたことでしょう。
松重豊氏の『それさぁ…早くいってよぉ~』のフレーズや、テンポを考えられた構成によって評価の高いCMとなりました。B to BのビジネスでありながらCMを流すことで、パートナー企業への信頼度や学生の採用にも有利に働き、ソーシャル的にもインパクトを残しました。
ユーザーに新しい価値を提供する人を求めている
会社としてはエンジニア職を中心に採用しています。インフラ構築や設計ができるエンジニアであり特にAWSやRuby on Railsを使える人材を募集しているそうです。
求める人物像としては、ユーザーに新しい価値を提供しそれを広めたいという信念を持った方を求めています。
⇒採用情報はコチラ
海外展開と社員の働く環境の整備
今後の事業展開としては、CMによって知名度が上がった事を皮切りに、海外のベンチャーキャピタルや国内の事業会社と提携し、国内外の市場を拡大していくことが予想されます。
また、2010年10月には徳島県の神山町にサテライトオフィスを開設し、社員の働く環境の整備にも注力しています。