人生の中には辛いこと、悲しいことはたくさんあります。
そこで落ち込んでしまって暗くなってしまう人は大勢いらっしゃると思いますが、辛い経験をきっかけに起業されている方もいらっしゃいます。
今回は、自身の経験から、ユニバーサルデザインの子供服を販売する「ひよこ屋」を立ち上げた岩倉絹枝氏をご紹介しています。
突きつけられた現実
“自分の子どもが病気をしたことです。
着替えに困って・・・というよりは、子どもが生死をさまよう病気をし、何度も入院を繰り返す中で、人生の中のいろんなものを一気に突きつけられた気がしました。
そこでたどり着いたのが起業という選択でした”
彼女の第二子は出産後1年半で6回もの入退院を経験しています。
点滴で手が抜けず洋服の着替えも難しく、大変そうなわが子を見る辛さと、不安な気持ちから寝不足になったりもしました。
だからこそ「同じような人たちに、少しでも介助が楽になり笑顔が増えることをしたい」と自然と思い至ったようです。
女性起業家の場合は、家族をもったときの自らの経験から起業されている方が非常に多いです。
彼女の場合もまた、自分の辛い経験から、他の人の辛さを軽減させてあげたいと思い立ち、起業に至ったのですね。
ユニバーサルデザインのベビー服
“「ひよこ屋」の魅力は、世界的にも珍しい、ユニバーサルなデザインを取り入れた子ども服を扱う点だと思います”
ユニバーサルデザインという言葉は、誰にとっても使いやすいものである、という意味です。
この言葉はだいぶ浸透していますが、子ども服でそれをしようと考える人はなかなかいませんでした。
ひよこ屋の子供服は、ユニバーサルデザインでありながら「かわいい」というところが評価されています。
ユニバーサルデザインという点ももちろん重要ですが、病院などで気分が落ち込んでいるときに、看護師さんから「かわいい」と言ってもらえることで気分が明るくなる、という点も非常に魅力的だと感じます。
親の負担を軽減する
“これらはもともと身体に障害を持つ子供や、点滴などで着替えに不自由な子どもに向けたものですが、
この他にも、仕事と育児の両立で忙しい親御さんにとっても大きな助けとなるでしょう。
現在はオンラインショップにより販売を行っていますが、今後は衣料品メーカーや販売店の連携などにより商品のより多くの人に知ってもらうことで、
誰にでも暮らしやすい生活が叶うお洋服が、より私たちの身近になるように応援したいです!”
脱ぎ着をしやすいという点は、子を持つ親ならば誰もが欲している点でしょう。
彼女は将来的に、多くの人の負担軽減のサポートをしようと現在挑戦を続けています。
きっかけは自身の辛い経験でしたが、それを機に起業をしたことで多くの人を笑顔にすることができています。
彼女のように、自分の経験を生かして社会全体を明るくできるような女性起業家が増えてくることを期待しています。
ひよこ屋について詳しく知りたい方はコチラ
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