ネットでも専門家の意見が聞ける?
「どの情報を信頼していいのか分からない」
情報過多のこの時代、どの情報が正しいのか分からず困ったことはありませんか?
もしあなたが探している情報を、その分野の専門家から聞けると信頼できますよね。実は様々な分野の専門家が記事を書いているメディアがあります。
それが、専門家がガイドする日本最大級の総合情報サイト『All About』です。現在専門家をおよそ900名も抱えていて、月間3000万人の利用者がいるメディアへと成長しました。名前を聞いたことがある人も多いと思います。
大型メディアとなった『All About』ですが、実は創設時はネットバブルが崩壊した直後で、『本当にうまくいくのか?』という周りからの声が圧倒的に多かったそうです。
反対の声が多い中、『All About』を創設した江幡哲也氏とはどのような人物なのでしょうか?周囲から反対されてもやり遂げることができたのは、どのような背景があるのでしょうか?
今回は江幡哲也氏をご紹介したいと思います。
株式会社オールアバウト/江幡哲也 代表取締役社長 経歴
出典:kenja.tv
江幡氏は武蔵工業大学(現東京都市大学)電気電子工業科を卒業し、1987年、株式会社リクルートに入社します。エンジニアとしてキャリアスタートし、数多くの事業を立ち上げ、『リクルートの立ち上げ屋』と呼ばれていたようです。
1996年に創設したキーマンズネットで、14個のネット関連特許を取得。1998年に全国優秀システム賞を受賞しています。続いて、江幡哲也氏の幼少期について、ご紹介したいと思います。
『数年かかったとしてもやると決めたらやる』
出典:proism.jp
江幡氏は1965年に生まれ、その年に父が起業します。家庭は常に忙しく、自分のことは何でも自分でしていたそうです。その後、弟と妹が生まれましたが父が経営者として働き、母もそれを手伝っていたので、面倒は江幡哲也氏が見ていました。これは今も言えることですが、場を仕切ることが好きだったと彼は言います。
父親は家庭にお金を全く入れない人で、欲しいものがあれば自分で稼いでいました。中学の頃から休みを利用して、祖父が経営する中華料理店でバイトを始め、ここで初めてサービス精神を学びます。
また、彼の人柄がよくわかるエピソードがあります。もしあなたが、一眼レフが欲しければ1年間お金を貯めないといけない状況だとまだ欲しいと思いますか?諦める人が多いとおもいます。しかし江幡氏は違います。
江幡氏は粘り強く、いつも何とかなると思って『数年かかったとしてもやると決めたらやる』という性分だそうです。この性分は経営者、特に起業家にとってとても大事なことです。
経営者としてもその性格は現れていて、『All About』が立ち上がってから2年間は売り上げが厳しかったそうです。当時の経営メンバーでさえ絶対潰れると思っていた中、江幡氏は筋のいいビジネスと考え、継続すれば絶対に成功すると信じていたそうです。
起業したい人に向けてのメッセージ
出典:dialog.ceo
まず一番はじめにすることは自分の『できること』と『やるべきこと』、『やりたいこと』を整理することです。その3点が重なるポイントで起業できるとベストですが、『できること』が少ないうちは選択肢や可能性は広がっていきません。
『できること』を増やすには、『やるべきこと』に真剣に取り組むべきだと江幡哲也氏は語ります。
起業したいなら高い視点から考えること、そうやって仕事の意識を変えることで、物事が変わって見えてきます。問題解決の方法を考え、継続し自分の力をつける、それが出来ない内は勉強会や人脈作りは意味がないと断言しています。
次に必要なのが自分を理解するということです。自分一人では分からないこともあるので積極的に人に聞き自分が没頭できるものを探す必要があるのです。
また、江幡氏は起業は家を買うのと同じだと言います。どうしてもこれがほしい、これがやりたいと思ったならすぐに行動すべきなのです。しかしがむしゃらにやるのではなく、やりたい事業が本当に世の中の役に立つのか、『筋の良い事業』なのかということを考えなければなりません。
もしそれが『筋の良い事業』ならアスピレーションが生まれ、たとえ壁にぶちあたったとしても乗り越えられる力が湧くと江幡哲也氏は言います。うまく行かない理由を考える前に行動してみる。そして最後に必要なのは諦めの悪さです。諦めなければきっとうまくいくのです。
そのためにも今すぐ『やるべきこと』に高い意識で取り組み『できること』を増やしていきましょう。行動するのは今です。