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起業tvスペシャル動画

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アドリンク・上治太紀「立命館大学の学生起業家が語る、学生起業をおススメしない理由」-WestBooster登壇後インタビューにて

今回取材いたしましたのは、株式会社アドリンク代表取締役、上治太紀さんです。
外国人観光客向けにタブレットをレンタルするサービスを提供しています。

スクリーンショット (132)

起業することの責任と、社員を思う気持ちの大きさを感じました。

(インタビュアー:渡川 ゆり子)

経験・考え

自分の環境や経験を活かして

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―学生時代の過ごし方、起業を志されたきっかけを教えていただけますか?

2回生まではいたって普通の生活でした。
1回生のゴールデンウイークに初めて実家に帰省するという経験をして、
その時地元を客観的に見れました。

こんなに元気のない街だったかなと思ったんです。

僕たち20代は、地域社会が衰退していくのを見てきた世代だと思います。
自分に何かできないかと思ったときに、
通っていた大学のアントレプレナーシッププログラムという場を使えないかなと。

近くにこういう環境があるなら、
自分に貢献できることがあるのではと思ったのがきっかけです。

―このサービスを選んだ理由について教えていただけますか?

先ほどの述べたように、地域を活性化させたいという思いからです。
大学が京都にあるということで、まずは京都で何かできないかと考えました。

実体験として、大きな地図や重い雑誌を持ちながら道に迷っている
外国人観光客を見かける機会があったり、道を聞かれたりすることがあって、
地図や雑誌、フリーペーパーなどの観光に便利なあらゆるコンテンツを
タブレットに載せて彼らにレンタルするのを思いついたんです。

―起業に向けてどのような取り組みをされましたか?

とりあえず起業に関する専門家さんのところに
「会社を作りたいのですが」と言いに行きました。

そういった知識がまだない状態だったので、
ネットワーク作りとかまったくわからなかったです。

当時は起業すれば何とかなるという甘い考えでした。

―実際起業してみて思っていたことと違う点はありますか?

思った以上にうまくいきませんでした。
今になって見れば当たり前ですが、1歩1歩前に進むのが大変でした。
そこで「学生には何もない」というのを実感しました。

プログラミングさえ強みにならない時代になってきています。

強みやノウハウがないのに社会に必要とされるサービスや商品を提供することは
限りなく不可能に近いことだと痛感しました。

起業して継続させるなら、個人ないし組織としての強みが必要条件だと思います。

―起業に向けてどのような取り組みをされましたか?

ネットワークというよりは、行政・会社・アドバイスをくださる方など
お世話になっている人たちとの関係性を大切にしています。

あてもなくただ人脈を増やすのは生産性がありません

僕の場合は、プランを明確にしてから組織ができたので、
アドリンクとして勝負できる体質になりました。

周りからアドバイスをもらえるようになったのはそれからでした。

プランを具体化することで、相手もアドバイスしやすくなるんです。

仕事観・職業観

自分の選択が生む責任の大きさ

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―起業に対するお考えをお聞かせいただけますか?

自分が情熱を注げる場所です。

よく休まなくて大丈夫かと心配してくださる方もいますが、
体力が続く限りは動きたいんです。

仕事が全然苦じゃありません。

それくらい仕事全体に対してやりがいを感じています。

―モチベーションを維持できる方法はありますか?

もちろんチャレンジする限り、苦労はたくさんあります。
それでも自分が選んだからには最後までやらないといけません。

会社を起こすこと=社会の一部になることだと思ってます。
社会の一部である限り、そこには責任が伴っています。

僕の場合は社員の生活もかかっているので、
自分の都合で辞めるのは無責任だと思います。

正直自分のモチベーションは関係なくて、
自分で決めたからにはやり通さなければという感じです。

―学生起業については、どのようにお考えですか?

僕はお勧めしません
メリットといえば、少し注目されるくらいです。

起業して社会に必要とされるサービスや商品を提供するには強みが必要です。

強みやノウハウは、自身や自社の経験を形にしたものだと思っているので、
学生にはまだそのようなものが基本的にありません。

ですから商品やサービスとして提供できるものがないんです。
ただ、そういったものを創りだしていく根気と覚悟を持ってやるなら、凄くやりがいがあると思います。

―ご自身の考え方に、影響を与えた書籍や経営者はいらっしゃいますか?

有限会社遊縁の池田芳正元代表取締役社長(池っち店長)です。
カードキングダムというトレーディングカードショップをフランチャイズ展開した店長です。

カードの面白さを動画で初めて伝えた人で
彼自身が事業を楽しんでいるのも本当に強く印象に残っています。

カードショップ独特の入りずらさを解放して、
女性向けや家族向けのものに変えた方でもあります。

顧客にいかに受け入れられるか、いかに楽しんでもらえるか」という考え方に感銘を受けました。

人材観

個々に強みを持っていること

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―このサービスを一緒に作り上げたチームは、どのようなきっかけで結成されたのですか?

1人で始めたので、もちろん人手不足でした。

一緒にやってくれる人を探していた時に、
後輩が一人、手伝ってくれたんです。

今では正社員として働いてくれています。

また、英語ができる大学生のネットワークが強い会社なので
そこの紹介で人数を増やしていきました。

【将来】
自分たちのノウハウで社会に貢献する

―今後の事業戦略・組織戦略を教えていただけますか?

事業戦略に関しては、サービス開始から1年間で事業をノウハウを蓄積することができたので、
これからは各地に導入していきます。

また、弊社の強みを活かしたウェブサービスも考えています。
組織面では、サービスの拡大に伴い、バイリンガルのスタッフも増やしています。

社内の平均年齢が若いということもあり、
社内の文化形成、マネージャー教育の研修や勉強会など人材育成に力を入れており、サービス品質の向上に努めています。

―後輩の学生、起業志望者に向けて、一言お願いします

大きな覚悟を持ってください。
リスクは絶対に残ります。

よく学生起業はリスクがなくて、
キャリアの再構築ができるなどと言われます。

確かに自分自身にかかるリスクはありません。
でも、それだけでは従業員や周りの人のリスクを考えていません。

起業するとは、社会の一部として活動し、
社会に貢献し続けていく責任があると思っています。

そのためには従業員にできるだけコミットする必要もありますし、
どんな場面でも、頭の片隅では自社のことを考えていなくてはいけません。

例えるなら、ずっとテスト期間のような感じです。
辞めるまで肩の荷が下りることはないと思います。

ただ、その覚悟があるならものすごくやりがいのあるものだと感じます。

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