会議がスムーズに進まない・・・

悩む人
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会議中なかなか思うように進まずイライラした経験、ありませんか?
会議が上手く進行せず長丁場になればなるほど、眠気に襲われ、集中力も失われてしまいます。
 
それではせっかく集まった時間が無駄に感じたり、会議室の雰囲気が悪くなったり、後の仕事にも悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。
効率良く仕事を行うには、効率の良い会議が必要不可欠なのです。
 
今回は誰でも簡単に取り入れられ、会議の効率アップが期待できる「スタンディング・ミーティング」をご紹介します。

スタンディング・ミーティングとは

オフィス
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スタンディング・ミーティングとは、名前の通り、立ちながら行う会議のことを指します。
本来、会議といえば机とイスを並べ、座って行うことをイメージする方がほとんどだと思います。実際にそういうスタイルの会議が主流です。
 
しかし、スタンディング・ミーティングにイスは必要ありません。机を一つ用意し、そこに囲む形で行うのがスタンディング・ミーティングの基本体系です。
では、机一つを取り囲み、立ちながら行うスタンディング・ミーティングは、どのような効果が期待できるのでしょうか。
 

スタンディング・ミーティングを行うメリット

コロプラ会議室
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スタンディング・ミーティングの効果は、研究で実証されています。
 
ワシントン大学では、座って会議をした人と立ちながら会議をした人の腕それぞれに温度センサーを付けて、生理的な覚醒状態を比較するという研究を行いました。
その結果、立ちながら会議をした人の方が、心拍数が上がったり呼吸が早くなったりといった興奮状態が長くキープされ、創造的なアイデアが生まれやすくなったのだそうです。
 
さらに、ミネソタ大学の研究では、デスクワークをしながら時速3キロ程度の速さでゆっくり歩きをした場合、座っているときよりも血流が改善されて作業効率が上がったことが明らかになっています。
 
スタンディング・ミーティングを取り入れることで、会議の集中力を高め、より活発な意見交換や会議の効率アップが期待できるのです。

あの急成長企業の会議も立っていた

コロプラ会議室
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株式会社コロプラをご存知でしょうか。
 
コロプラは、スマートフォン向けゲームを開発する企業として、設立7年で大企業までに成長を遂げた注目の企業です。
この株式会社コロプラでも、スタンディング・ミーティングが取り入れられています。
 
上の写真は、コロプラのオフィス内にあるスタンディング・ミーティングのための空間です。机の中心にはホワイトボードがあり、社員たちはなにかあればすぐこの場所に集まり、意見を共有しています。
 
確かに、オフィスの横にすぐに集まることのできるスペースがあると、意見交換もスムーズにできるのでちょっとしたミーティングには最適です。
コロプラの人気ゲームが生み出された背景には、このようなスピード感を重視する社内文化の徹底ぶりにあったのです。

スタンディング・ミーティングの3つのポイント

教える
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スタンディング・ミーティングを実践してみましょう。手順としては、空きスペースや会議室に机を一つ設置し、そこを囲むようにして思い思いの会議を行う至ってシンプルなものです。
 
しかし、スタンディング・ミーティングをより有効なものにするには3つのポイントがあります。

1. スピード重視の内容の時に行う

急ぐ
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会議とはいえ内容は幅広く、臨機応変に形式を変える必要があります。スタンディング・ミーティングは、迅速な意思決定を目的とした会議に有効です。
 
そのため、じっくり話し合う必要のある会議には不向きでしょう。

2. 人数設定は少人数で

4人
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一つの机を囲み、立って行う会議であるため、人数が多すぎると意思疎通が難しくなります。
 
よって人数設定は3~5人程度の比較的少人数が適切です。

3. 時間は短く区切る

時計
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立って行うため、時間を決めずダラダラ行ってはマイナス効果となってしまいます。
時間は短く区切り、メリハリを持たせることで効率アップが図りましょう。
 
これらの方法を実施することで、スタンディング・ミーティングの効果がより発揮されることでしょう。
スタンディング・ミーティングを実践する際には、この3つを意識してより効果的に会議を進めましょう。

スタンディング・ミーティングで仕事効率アップ

話し合う
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忙しいビジネスマンたるもの、会議でダラダラと時間を無駄にすることはできません。
 
今回ご紹介したスタンディング・ミーティングでは、通常の座りながら行う会議に比べ、集中力を高めてより活発で効率的な会議を実現することができます。
 
また、机一つで行うことができるため、準備する時間も手間も省くことができます。近年、スタンディング・ミーティングはベンチャー企業から大企業まで、あらゆる企業が取り入れ始め、立ちながら会議をする文化は徐々に広まりつつあります。
 
日頃の会議をもっと実のあるものにしたい方は、是非取り入れてみてはいかがでしょうか。

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