資金調達のポイントを、荻田社長が語る
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資金調達がうまくいった要因とは?

「数多くのファッション誌が共存し、”ファッション”の悩みや需要が明確な中、ファッションに関するスマートフォンアプリはまだまだ少ない」
彼の言う通り、確実に”ファッション”に関するマーケットは大きい。
その中でスマートフォンをベースにしているサービスとしては「WEAR」「iQON」などが挙げられるが、競合としてはそれほど数は多くない。
さらに、「ユーザーが服を買うためのアプリ」ではなく「ファッションの悩みを解決する」というところに重点を置いているという独自の強みが今回の資金調達に結びついた。
 

出資先に込めた期待

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出典:http://www.gumiventures.jp
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出典:http://istyle-capital.co.jp/home/
 
今回の資金調達先にはgumiベンチャーズやアイスタイルキャピタルなど、自らも事業を行っている企業が目立つ。
荻田氏は「事業会社として成功しているところに出資をしていただくことで、お金だけではなく成功体験をシェアしてもらうことを狙いにしていた」と語る。
例えばgumiであれば、ユーザーのしがらみ作りや自己承認欲求を満たすことによりソーシャルゲームでの成功を経験している。
また、アイスタイルは何もないところからコスメの口コミサイトというプラットフォームを作り上げた第一人者であるという成功体験を持つ。
このように、自らの事業で成功を経験している人々からそのノウハウをシェアしてもらうというところに大きな重点を置いていたようだ。
 

「ファッションといえば『XZ』」と言われる世界を目指して

荻田氏に今後の意気込みを聞いてみた。
「女性のファッションに関する悩みというのは普遍的なものであり、世界共通です。
今回の調達を機に、サービスを磨いてより付加価値を高め、常にユーザーに寄り添うパートナーになることを目指します。
料理であればクックパッド、化粧品であればアットコスメ、ファッションといえばXZと言われるような、ライフスタイルの新しい一部になっていきたいと考えています」

まとめ 

「現段階ではまだまだ50点のサービス」と語る荻田氏は、今回の資金調達を機に『XZ』の付加価値をより高めていくことを目標としており、アプリのアップデートやスマートフォンでのWebページを開始するなどして、年内には80点を目指す
クローゼットに入れっぱなしのアイテムも、『XZ』に登録しておくだけで、オシャレな誰かによる新しい着回しが提案されて息を吹き返す。
『XZ』が多くの人のスタンダードとしてライフスタイルの一部として利用される日も、そう遠くはないかもしれない。

会社概要

株式会社STANDING OVATIONは、「テクノロジーで、新しい感性を」という合言葉の下、着回しコーデサービス『XZ』を提供している。アップロードしたファッションアイテムの写真と、他ユーザーのアイテムの写真を自由に組み合わすことで、ファッションの新たな体験を創造し、オシャレを楽しむ全ての人を応援する。
設立は2014年1月、本社は東京都渋谷区にあり、代表取締役は荻田芳宏氏である。
 
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