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【3分でわかる】『ビジネスモデル全史』ってどんな本?

2013年に続き、三谷宏治氏の本が「ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶベスト経営書2014」の1位に選ばれました。
本のタイトルは『ビジネスモデル全史』です。
ビジネスモデルの概念や事例を紹介する400ページ超の本です。
今回は、本の内容を、3分でわかるようにまとめてみました。詳しくは本を購入したり、下記のリンクから動画をご覧ください。

そもそもビジネスモデルって何でしょうか?

三谷氏は「旧来の戦略的フレームワークを拡張するためのコンセプト・セットであり、その目的は多様化・複雑化・ネットワーク化への対応である」と本で定義しています。

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ターゲットを絞り込み、彼らに提供する価値は何なのか。これをどのような収益の仕組みを回し、どのようなオペレーションや資源で実現するのかということを従来よりも広く捉えた概念、ということです。

本では「誰に対してどんな価値を、何をどこから調達・創造して提供し、どう対価を得るのか」を示す組み合わせだと説明しています。

ビジネスモデル革新の歴史

本ではビジネスモデルを3期に分けて説明しています。

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◆1期:創生期(~1969)と変革期(1970~1990)
◆2期:創造期(1991~2001)
◆3期:巨人と小チーム(2002~2014)

1期の創生期では、日本で初めてグループ会社化を果たした三井越後屋、「垂直モデル」で大衆車の生産を実現したフォード、使い捨てカミソリ刃を開発したジレットなどが紹介されています。

変革期では、大都市型ディスカウントストアを生み出したKマートやウォルマート、中古車のネットオークションを初めて行ったオークネットなどの事例が挙げられています。

当時は大量生産・大量消費の時代であり、その時代のニーズに合わせたビジネスモデルが誕生したと言えるでしょう。

2期はインターネットの普及に伴うビジネスモデルが広がりました。ユーザーへの直販システムを作り出し、大企業向けに早くPCを販売したデル、広告モデルをオンライン上で実現し「バナー広告」による収益化に成功したヤフー、同じポータルサイトであるものの、「キーワード広告」によって広告媒体としての価値を高めたグーグルなどが挙げられるでしょう。

3期はSNSに代表されるような「ネットワーク」の時代です。実名制のソーシャルネットワークであるフェイスブック、ビジネスキャリアに特化したSNSであるリンクトイン、本では扱っていませんが、mixiやLINEも該当します。これらは「人とのつながり」を可視化し、ユーザーの属性を細かく分析できる点で、広告媒体としての価値を飛躍的に高めたと言えるでしょう。

今は日本から世界に挑戦できる

World-Globe

 

近年、起業のハードルが急激に下がっています。それを可能にしているのが3つのクラウドです。

◆クラウド・システム

ITインフラを自社で準備しなくても、回線が速くて料金が安いサービスが用意されているので、データの保存や計算が容易になっています。

◆クラウド・ファンディング

少額で複数の出資者を募ることで、製品開発を行うことができるプラットフォームが整いつつあります。出資者=潜在的顧客なので、市場調査としても活用可能です。

◆クラウド・ソーシング

専門スキルを持った人を雇わなくても、一時的に外注することが行いやすい仕組みがあります。

このように、自社にヒト・モノ・カネがなかったとしても、そのアイデアに賛同してくれる人さえいれば、事業を行うことが可能な環境が整備されつつあるのがわかります。

この本で過去の事例を学び、一歩踏み出す人が増えてくれることを願っています。

▼動画はコチラ

『ビジネスモデル全史』三谷流 発想力と決定力の鍛え方―三谷宏治氏

▼書籍はコチラ

ビジネスモデル全史 (ディスカヴァー・レボリューションズ)