「ワーク・ライフ・バランス」という言葉がまだ浸透していない2006年、株式会社ワーク・ライフバランスは産声をあげました。
創業者は小室淑恵氏。意識を高めていく日本と共に、会社を成長させてきました。 彼女自身が、内閣府の男女共同参画会議「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)に関する専門調査会」委員でもあります。

アメリカでの体験から

学生時代、休学して一年間滞在したアメリカで生計を立てるため、住み込みのベビーシッターとなった小室氏。
アメリカにはさまざまな人々が暮らし、それぞれ多種多様なライフスタイルがあります。
住み込み先で見たシングルマザーの女性の働き方、育児の仕方に衝撃をうけた彼女は、大学卒業後に入社した株式会社資生堂で新規事業を立ち上げることになります。
それがインターネットを利用した育児休業者の職場復帰支援サービス、「wiwiw(ウィウィ)」でした。

母となり、起業

さらに結婚と退社、出産を経て「株式会社ワーク・ライフバランス」を設立した小室氏は、あらためてひとりの母として問題に向き合いました。
そうして開発されたのが、育児と仕事の調和プログラム「armo(アルモ)」です。
このサービスは400社以上の企業に導入され、多くの女性をサポートしてきました。企業側にとっても、長く働いてもらうための仕組みができたわけです。

仕事と生活のバランスとは

小室氏は、仕事と生活のバランスについて、相乗効果が大切だといいます。

“ライフでインプットをするからこそ、発想力が広がって、人脈が広がって、健康的でいられる。ライフが充実するからこそ、仕事でアウトプットの質も上がる。効率的に働き早く帰ることで、またライフが潤う……。スタートは必ず、ライフの充実から。二者は、ぐるぐると好循環する関係なんです”

(http://www.huffingtonpost.jp/2014/03/28/yoshie-komuro-wlb-womans-story_n_5046952.htmlより抜粋)
経営者として、母として、また多彩な趣味やボランティア活動にいたるまでを連環させながら活躍している小室氏自身が、このことを体現しています。

未来への意識

小室氏の女性としての視点からはじまった「株式会社ワーク・ライフバランス」ですが、今見据えているのは男性も含めた社会全体の仕事と生活の未来です。
今後は男性にも、親世代の介護に時間や労力を費やし、仕事とのバランスを考える局面がおとずれると予想されています。
企業の側もそうした人材を効率的に活用することで社会全体が好循環する未来を、小室氏は目指しています。
<PR>その税理士報酬適正ですか?何人でも税理士無料紹介「税理士ドットコム」

【よく読まれている記事】
おすすめの記事