「経営者に資格も学歴もいらない」
そう考える方も多いかもしれません。
しかし、専門家と話すとき、必要最低限の知識や教養がないと、自分にとって不利な条件で契約を結んでしまうことがあります。
そこで、今回は起業家や経営者が最低限押さえておくべき3つのスキルについてまとめました。

なんといっても今はITの時代

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どんな業種の起業家・経営者であっても、ITスキルは必須です。
例えば飲食店を営む場合、集客のためにウェブサイトを作ったり、消費者にスマホでアンケートに回答してもらったりすることもあると思います。
そこで、「こういうサイトにしたい」とか「こういうアプリを開発したい」という思いを実現するには、自分が作るか、専門家に依頼するかのどちらかしかありません。
"もし起業家がプログラミングを理解していれば、自分が実行したいことを正確に伝えることができます。これはプログラマーに無理難題を押し付けないためにも重要なことです。
さらに、プログラミングを外注する場合、先方と同等の立場で交渉することができます。何を依頼し、何に対してお金を払っているか理解できるので、先方の請求額が妥当かどうか判断することができます。
つまり、経営者としての基本要素である支出の詳細について把握できるわけです。内外のコミュニケーションを円滑にするためにも、起業家は最低限のプログラミングスキルを理解しておくことが大事ということです"
端的に言うと、自分にIT知識がないと損する可能性が高いということです。

英語ができないと、高度な意思決定ができない

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国内でビジネスを展開する場合、多くの人は日常的に英語を使う必要はないと思います。
しかし、自分が関わる業界の変化は日本国内だけではなく、世界で起こっている現象です。
そのグローバルな変化をキャッチできず、あなたは翻訳された(バイアスの入った)情報を鵜呑みにできますか?
「英語ができない執行役員は2年後にクビ」って仰っていた経営者がいたように、もはや、意思決定権者には必須のスキルだといえます。
逆に言えば、英語さえできれば、情報収集という点ではほぼ完璧です。
周囲の変化だけではなく、グローバルな視点を持つこと、さらに過去から現在までの潮流を正確に理解するためにも大事なことだと思います。

金銭に関する契約ほど怖いものはない

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銀行と融資の交渉を、VCと投資の交渉をする際、あなたは相手と対等に話せますか?
もちろん同レベルの知識をもつことは難しいかもしれませんが、相手が言っていることを理解できるだけの知識は必要です。
CFOや社外取締役を経営陣に参加させることも手としてはアリですが、その人がいなくなったらどうするんでしょうか。
仕事を人ベースで分担してしまうと、そういうリスクがあります。またその人の意見が正しいかどうか判断できない経営者というのはどうなんでしょうか。

まとめ

ヒト・カネ・情報に関する統制は、トップがすべきことだと思います。
当たり前のことだと思われるかもしれませんが、これらを備えていない経営者・起業家が多いのも事実です。
起業志望者でなくても、これから成長しようと思ってらっしゃる方には、おすすめ(というよりないと困る)のスキルです。
ぜひ参考にしてください。

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