> > > 女子高生起業家が見たシリコンバレー『現地の日本人起業家が困っている5つのこと』
トレンドニュース

トレンドニュース

女子高生起業家が見たシリコンバレー『現地の日本人起業家が困っている5つのこと』

日本の女子高生起業家が渡米

start-up_23-2147505224
Designed by Freepik

サンフランシスコで修行中の高校生起業家、仲田洋子です。

サンフランシスコといえば、シリコンバレーにも程近く、TwitterやUBER、Airbnbなど数々の有名サービスを生んでいるスタートアップの聖地です。世界に通用するサービスを作りたい起業家にとって、誰もが一度は勝負してみたいと思う場所です。

とは言っても、住み慣れた日本との違いを感じ、困ることがたくさん出てきます。

些細なことに気を取られてしまい、一番の仕事であるプロダクト改善に集中できなくなってしまっては、元も子もありません。

では日本人が現地で起業すると、実際どんなことに困るのでしょうか?今回は、現地の先輩起業家へのインタビューをもとに、5つの困りごとをご紹介します。

①日本とのやり方の違いに戸惑う

_23-2147504388
Designed by Freepik

同じスタートアップであっても、日本とサンフランシスコではビジネスの仕方が全く違います。サンフランシスコでは、世界中から集まった起業家たちが昼夜プロダクトのことを考え続け、マネタイズよりもまず「100人を熱狂させる」ことを重要視します。彼らのようなスタートアップを応援するエンジェル投資家も多いので、創業初期では、ビジネスモデルなどをあまり心配する必要はありません。

しかし、日本の起業家の場合、プロダクトのアイデア自体がすでに海外で成功しているケースも少なくありません。

startupRANKINGのデータによると、スタートアップの数はアメリカが8312社に対し、日本は132社です。母数の違いを考慮し、同じようなアイデアが出てしまうこと自体は仕方ないと思います。このとき、VCがするアドバイスとしては、どのようにマーケティングしていくかなど、「いかにユーザーを増やすか」という部分が重要視されるのです。特に、日本から出資を受けてシリコンバレーに来ると、すごく頑張っていたとしてもユーザーが増えていないように見えるので、投資家とギクシャクしてしまうこともあるようです。

そこで、日本企業のVCではなく、自ら起業してプロダクトを作った経験のある起業家兼投資家から資金調達することがオススメのようです。投資家はきっと、プロダクト作りの苦悩を理解しながら応援してくれるでしょう。

②コネクション(人脈)がない

networking-concept_23-2147510641
Designed by Freepik

日本人が単身渡米して著名な起業家や投資家と知り合おうとしても、余程のことがない限り、会う機会はなかなかありません。

しかし、日本人はやはりスタートアップの中でも珍しい存在なので、自分の持っているものを最大限活用すれば、元々コネがなくても大丈夫だそうです。

サンフランシスコには親日派が多く、そこから派生して、ネットワークが広がる可能性も十分あります。
「君、本当のSUSHIを食べたことあるかい?僕が本物を食べさせてあげるよ!」なんて口説き文句もあるようです。

③ビザが取得できない

visa-stamps-card_1046-20
Designed by Freepik

ビザが取れないと、家もオフィスも借りることができません。
アメリカでは、税金を払っていないとなかなか相手にしてくれないので、ビザを取得するまでが非常に大変です。

アメリカのビザ取得には、「米国民の雇用を奪わないこと」そして「米国経済に貢献する」、この2つが重要になってきます。

起業家には、E2ビザがオススメです。いわゆる「駐在・投資家ビザ」と呼ばれるものですが、このビザは

・2000万円以上の資金調達をして、その半分以上の持株を日本人が所有する必要がある
・生活費だけでなく、米国経済に貢献できるだけの利益をあげる必要がある

という特徴があります。日本人が半分以上持株を保ち続けるというのは、簡単に聞こえるかもしれませんが、現地で増資し続けていくと日本人の所有率が半分を割る可能性が出てきます。そうならないよう、意識して資金調達を行いましょう。

こういったリスクも踏まえながら、ビザ取得を進めていきます。
取得までには他にも、ペーパーカンパニーではないことを証明したり、その証明のために信頼できる移民弁護士を探したり…と、行うべきことがたくさんあることを覚えておきましょう。

④言語の壁が厚い

colorful-people-communicating-with-speech-bubbles_23-2147491696
Designed by Freepik

資金調達したい際は投資家へのピッチが必要となります。「3分間のピッチを完璧に覚えた!」と言っても、投資家からの鋭い質問に答えられなければ意味がありません。

ですが、言語はただのコミュニケーションツールの一つであることを忘れないでください。

セカイカメラというプロダクトを作った井口尊仁さんという有名な起業家がいます。

彼の英語はとても上手というわけではありません。しかし、持ち前のカリスマ性で現地の投資家・オーデイエンスを魅了しています。

自分自身の「こんな世界を作りたいんだ!」というパッションが伝われば、問題ないということがよくわかります。

⑤泥棒に入られる

thief-stealing-information-from-the-computer_1133-41
Designed by Freepik

サンフランシスコはアメリカの中でもニューヨーク、ロサンゼルスに次いで3番目にホームレスが多い地域です。この10年間でホームレスは増え続け、市民の約2%がホームレスだと言われています。彼らは生活費を稼ぐためにオフィスへ侵入し、自転車などを奪っていきます。

対処法としては、オフィスのセキュリティを強化する以外はありません。十分に気をつけてください。

最後に

「やはり現地で起業するのは難しそうだな…」と思いましたか?

しかし、サービスをグローバルに展開したいと考えている起業家にとっては、スタートアップの最前線に身を投じることで、起業家として一回り大きくなれるはずです。

私もまだまだ修行中ですが、ぜひサンフランシスコ、特にシリコンバレーで実力を試したい方は、こちらに来てください!

カッシーニ株式会社
代表取締役兼CEO

Hiroko Nakada

中学時代に好奇心から始めたプログラミングをきっかけに起業に関心を持ち始める。 Tech Launch Auditionで社会貢献賞を受賞後、ライフイズテック株式会社の投資を受け弱冠15歳でカッシーニ株式会社を立ち上げる。沖縄の中高生向けにキャリア教育を軸とする事業を展開中。 「小さな輪から大きな輪を作っておーきなわを元気にしていく」がモットー。cassini-inc.com

このオーサーに問い合わせする