“アウトプット”ってどういう意味?

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“アウトプット”は仕事において最重要項目と言われていますが、そもそも“アウトプット”とは何なのでしょうか。

英語での“output”は「生産品」や「出力」という意味(Weblio辞書より)ですが、日本のビジネス界での“アウトプット”は「経験、学習したことを元に、収めることのできた実績や成功、成果」という意味で頻繁に使われています。

また何かを生み出すこと、発信すること、目に見える形を生産することと噛み砕いた意味で日常的に使う人もいるでしょう。

逆にインプットは「成果に繋げるための勉強、経験」という意味で使われています。

 

今回は、アウトプットのメリットと成長するためのアウトプット方法を、4つのポイントで解説していきます。

積極的に“アウトプット”を出す4つのメリット

“アウトプット”を出すことが重要だということは理解できますが、そのメリットは一体何でしょうか。

まずは、“アウトプット”を出すことの4つのメリットについて見てみましょう。

①フィードバックをもらうことによりインプットへの理解度が更に深まる

アウトプットを行うには、インプットして蓄えた情報や経験が必要になってきます。

つまり、アウトプットはインプットの反復ということです。

そこにフィードバックをもらうことにより、あなたがインプットした情報や経験が更に洗練され、武器としての性能が上昇していくことに繋がります。

②アウトプットがインプットになる

これはつまり、自分のアウトプットからの反省と行動が、インプットに直結するということです。

例えば、1つの仕事が終了した時に、「あの時の作業効率が悪かったな」「あの手法を使ったから円滑に進められたな」といった反省をすることで、さらなるアウトプットを出すことができるようになります。

③人に何かを伝える力がつく

アウトプットを続けていくと、頭の中がクリアになり、何を伝えたいのかが明確になっていきます。

そうすることであなたの伝える力は無意識のうちに強化され、気づいた時には人を動かす情報発信力が身についているかもしれません。

④周囲の評価が上がる

アウトプットを繰り返し行えば、必然的にあなたは”意見や結果を多く捻出する人”として周りから認識されていきます。

たとえ間違ったアウトプットをしてしまったとしても、積極的に継続していくこと。

そのトライアンドエラーを繰り返す姿勢は、周囲から高評価されるでしょう。

仕事において質のいい“アウトプット”を出すための4つのポイント

アウトプットの重要性やメリットは理解していたとしても、仕事や勉強などの日常生活でアウトプットをうまく出すことができない人もいるでしょう。

特に、将来的に起業を目指している方々の中には、質のいいアウトプットを要求されたり自らに課したりする人が多いと言われていますので、アウトプットの習慣は、ぜひとも身に付けたいところです。

アウトプットを上手く出せるようになれば、自身や会社の成長に大きく繋がる可能性があるかもしれません。

では、どのようにしたらアウトプットを上手く出すことができるのでしょうか。その4つの方法を紹介します。

①とにかく“アウトプット”を出す

とにかくアウトプットを出すということはよく言われているポイントです。

まず量を担保していき、質が追いついてくる。そのようなイメージです。

アウトプットの量をこなすことで、先ほど紹介したメリットが作用し、質が向上してくるのです。

最初は完成度が低くても全く問題ありません。改善点があるということは、次の質が上がるということです。

完璧主義にならず、とにかくアウトプットの量を出してみましょう。

②クオリティを気にせず、“アウトプット”の数を増やす

会議で必要になる資料や文書などにこだわりすぎている方はいませんか?

例えば、フォントの大きさや色、罫線があるかないかなど……。さほど必要ないことを気にしすぎると他のタスクにかける時間が短くなってしまいます。

完璧主義にならず、沢山のアウトプットを捻出することは、仕事場でのあなたの信頼度アップにつながるでしょう

③SNSを積極的に活用してみよう

Twitterやfacebook等で自分の意見を言うとそれに関する知識や経験が定着しやすくなり、さらに、「見られている」という意識から他人に意見を伝える練習にもなります。

これを続けていれば、長期的に見てアウトプット質の向上へ繋げることができます。

自らの意見を他人にあまり見られたくない人は、自分のことが分からないような場所に書き込むのもひとつの方法でしょう。

ぜひSNSを活用して、発信者側のポジションを取ってみてください。

④“インプット”したことを日常の中で取り入れてみる

この例でよく挙げられることは、読書でしょう。
本を読むだけでなく、実際にアウトプットすると、その本から得たことが良質なインプットへと還元されていくのです。

また読書だけでなく、セミナーやニュース、記事など情報が書かれてあるものはたくさんありますので、自分に応用できそうなことはぜひ積極的に取り入れてみましょう。

“アウトプット”を出すことを意識しよう

アウトプットの重要性とメリット、理解していただけたでしょうか?
“アウトプット”と“インプット”は表裏一体の関係で、お互いがお互いに作用します。勉強したことや経験したことを効率よく定着させたければ、何度も情報として発信したり、インプットしたことを仕事に積極的に生かしたりすることが望ましいでしょう。
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出典:next.rikunabi.com
最後に、アウトプットを意識して働いている1人の経営者を紹介します。それは、ライフネット生命の岩瀬代表です。
岩瀬氏は自分にとって合理的になるものはどんどん取り入れて、自分のモノへと昇華していくという素直な“インプット”と、業界に対して挑戦的なベンチャーを立ち上げるという生意気な“アウトプット”が重要だと提言しています。
新しいことにチャレンジしてみたいと思っている方は、彼のように生意気な“アウトプット”と素直な“インプット”を意識してみてはいかがでしょうか。

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