モデルとして活躍する中で転身し、起業家になったという女性も少なくありません。
そんな中でも今回は、2008年にミスインターナショナルで「美の親善大使」を受賞した経験を持つ笹野美紀恵氏が、『カッコカワイイ』を伝えていくために株式会社ONEBLOWを設立した背景に迫ります。

『カッコカワイイ』を追求した事業を展開

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出典:http://oneblow.jp/service.html
ONEBLOWでは、外見だけの可愛らしさだけを追求するのではなく、自分らしさを継ぎ足した『カッコカワイイ』を追求することを経営理念とし、コンサルティング業務やブランディングプロデュース、自社製品の開発、EC事業などを行っています。
コンサルティングでは、『「AWkitchen」「やさい家めい」×ナチュラルローソン コラボレーション企画! 』プロジェクトを手がけたり、ECサイトにオリジナルブランド「OIRAN」を出品するなど、幾つかの実績を持っています。
クールジャパン戦略が行われるようになっている昨今の日本において、外見のカッコカワイイだけではなく内面からも美しくなってもらおうと、日本の働く女性を応援している同社の取り組みは、時代の流れにあったものと言えます。

全く勉強ができなかった少女が、起業家となるまでの経緯

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出典:http://blueimage.exblog.jp/i13/
1984年に静岡生まれた笹野氏は、小中学生時代はやんちゃな女の子で、全然通学をしていなかったそうです。しかし、高校大学時代のアメリカへの単身留学を機に、本格的に勉強を開始しました。
それまで勉強をしてこなかったために、当初の英語の知識は非常に乏しかったようで、勉強の仕方なども全く分からない状態だったそうです。しかし、どうしたら良いのかを自分なりに模索し、丸暗記方法や試行錯誤で自己流勉学方法を編み出し、見事アメリカの大学に入学しました。
そして、アメリカの大学に在学中に現地でスカウトされ、日本に帰国後モデル活動を開始した笹野氏。2008年にはミスインターナショナルファイナリストにて「美の親善大使」を受賞するなど、モデルとしても活躍していました。
モデルとして活動する中で、資本金を貯めて2011年9月13日に株式会社ONE BLOWを設立。その背景にあった想いについて、以下のように語っています。
元々父親が事業をしている為、小さい頃から自分で何かをしたいとは思っておりました。
その後、海外にてスカウトされモデルをしている時に頑張ったから頑張った分だけ評価され返ってくるという世界では無い為、見方を変えて違う角度を攻めようと思い、畑を変えて勝負をしてみたいと思った為です
設立後は、努力を目に見える形にするために、仕事の合間をぬって勉強に励み、2014年4月から明治大学専門職大学院へ入学し、MBA取得を目指しています。

苦労を通して学んだこと

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出典:http://starrytales.deviantart.com/art/Rising-Sun-251294505
資金の借り入れはせずに手元資金のみで起業した笹野氏は、数年前までは支出ばかりで一時的に資金がギリギリになってしまったこともあるようです。しかし、「自分の強みを他で活かして行けるところまで行ってみよう。上手くいかなかったらやめてしまえばいい」と思い挑戦を続けました。
私物を売りながら資金繰りをしていた中で、いよいよ限界が近づいてきた時、周りの人々の支えもあってなんとか凌ぐことができたそうです。彼女が「基本はなんとかなるだろう」という考えを持っているのも、周りの方々の支えがあってこそだと言います。
それまでは直感的に行動をしていましたが、その危機を通じて、ひらめいてから一晩寝かせて行動をすることの大切さを学んだという笹野氏は、アイデアを収益に結びつける段取りを設計することが上手になったと感じているそうです。

まとめ

最近の傾向では、会社のブランディングよりも経営者自身のブランディングも大切になってきていると感じています。孫社長やスティーブジョブズなどが良い例ですが、経営者のキャラクターによって会社自体のブランディングが進む、ということも間々あります
こう語る笹野氏は、自身もメディア露出を高めて認知度を上げていこうと取り組んでいます。
これからどのような活動で私たちの前に姿を見せてくれるのか、注目していきたいと思います。
 
ONE BLOWについての詳細はこちら
 
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