2010年代以降、スマホの普及に伴い、O2O(Online to Offline)という言葉が認知されつつあります。今ではスマホの位置情報を活用し、ユーザー一人一人に合った情報が手元に届くようになりました。
 
こういったO2Oの分野で、ガラケー時代から事業として取り組んでいる会社が2015年7月16日に上場します。今回は、株式会社アイリッジと、その創業者・小田健太郎社長をご紹介します。

株式会社アイリッジとは?

iridge①
http://iridge.jp/より引用
株式会社アイリッジは、O2Oソリューションを提供している会社です。特にスマートフォンを利用した位置情報連動型の情報配信プラットフォーム「popinfo」が有名です。
popinfoは位置連動配信に対応していて、指定の場所に近づいたユーザーの待受画面にポップアップで情報を通知してくれます。
 
“現在、メルマガの開封率は1%と言われるほど効果が落ちてきています。popinfoは、自社のアプリをインストールしているユーザーに、最適なタイミングでキャンペーンやクーポン情報を通知できるサービスです。待ち受け画面にポップアップでメッセージが表示されるので認識度は非常に高く、平均20~30%のユーザーがクリックしています”
 
待受画面に直接メッセージをポップアップ表示でき、高い情報伝達効果があるため、多業種からの利用実績があります。同社は2013年に「O2Oグランプリ」大賞を受賞し、O2O領域におけるリーディングカンパニーとして高い評価を受けています。

誰が作ったのか?

iridge②
http://iridge.jp/about/topmessage/より引用
代表は小田健太郎氏です。慶應大学卒業後、NTTデータに入社、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)を経て、株式会社アイリッジを創業します。
起業前に外資系のコンサルティングファームに入ったのは、コンサルの視点が起業に役立つと考えたからだそうです。彼はBizコンパス(NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社)のインタビューで、コンサル時代の経験について、
 
“BCGでの事業開発の経験や、経営視点でものを考える経験を積めたことが、今につながっていると強く感じています”
 
と振り返っています。

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