スタートアップならではの醍醐味とは?

全く想像しなかったことが起こるのがスタートアップ

-スタートアップの醍醐味は何だと思いますか?
Houzzのサービスはアイディアを実現するためのすべてのステップを一気通貫してできるのですが、全く形がない物を形にして、それをどんどん広めることができます。
さらに、全く想像もつかないような事業展開もしくは顧客層へのアプローチができたりするのが面白いところだと思います。例えば、HouzzJapanは4月にサイトをオープンしてまだ3ヶ月なんですけれども、イタリアの学生が日本の建築家とサイト上で繋がって、この夏インターンで日本に来ることになったというような、全く想像もしないような展開がHouzz上ではあります。
起業も同じような感じで、日々全く想像もしないようなことが起こるのが一番の醍醐味ですかね。
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私はもともと大手の投資金融におりましたので、その時は企業名という看板がありました。営業をしようと思っても「御社であれば話します」というように、ある意味恵まれていた環境だったと思います。
しかし、看板を降ろした瞬間に1個人として動かなくてはいけなくて、その時に改めて1つの事業を立ち上げるに関しても、いろんな方にお世話にならなければできないと感じたんです。
そういった意味で人に甘えることができるようになってきたというか、助け合う価値や必要性を改めて実感しました。
社内では小さなチームでいろんなことをみんなでやらなきゃいけないので、お互い助け合うというのはもちろんのことなのですが、社外でも手を差し伸べてくださる方々が多くいらっしゃって、そういう方々に応援して頂きながら事業・サービスが出来上がっていくと思っています。ビジョンに共感してくれたということもありますが、私たちが日々パッションを持って取り組んでいる姿を見て応援してくださる方もいます。なので、そういう方々にとってプラスになるようなサービスを作れるような、良い循環を作っていきたいです。

チーム作りに必要なのは「業界に対するパッション」

-HouzzJapanを立ち上げに際して、どういう点に苦労されましたか?
チームを作り上げるまでのプロセスは結構大変でした。
「起業したい」「新しい事業に携わりたい」と考えておられる方も多くいらっしゃいますが、この業界で何か変化を起こしたい」というような業界に対するパッションがないとなかなか長続きしなと思っています。それでなくてもベンチャーは日々大変なことが多いので、会社の理念や業界に対しての想いの強さとスキルセットを併せ持つ、そのバランスがすごく重要だと思っていました。非常に少ない人数の会社ですので、そういったバランスを探し出すことにはこだわりを持って採用を進めました
いろんな方にご紹介いただき、最終的には自分のネットワークの中で信頼できる方からの繋がりというのが一番大きかったと思います。

チーム内だけでなく、周りにいる人全員の意見を聞く

-加藤さんが大事にしていることは何ですか?
チームの意見ももちろんですが、パートナー企業やユーザーの意見を伺うことも重要です。
そういう方々にとってプラスになるようなサービスを作るためにも、意見交換をし、常に周りの方々に耳を傾けることが必要だと思っています。

社員が働きやすくなる工夫

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-とても素敵なオフィスですが、何をイメージして作られたのでしょうか?
このオフィスはチームみんなで半分DIYで作りました。ここはもともと某ベンチャー企業のオフィスで、そこに居抜きで入らせてもらったんですが、「Houzzらしさ」を出すためにご登録いただいているプロの方々に助けていただきフローリングや壁を変えたり、家具も全てチームでセレクトしています。
Houzzのカルチャーとして、チーム自体が家族のような雰囲気があります。そのため、Houzzのオフィス自体も家族のいる空間である家をイメージした空間にしています。それが働く意欲に繋がっていると思います。

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2017年6月より1年間をかけて企画・撮影した105本。今後も、毎月2-3本新しいコンテンツをリリースし、学びを深めていくことをサポートします。
コンテンツを学習することで、「試行錯誤で時間を浪費する」「チーム内で噛み合わないコミュニケーションを続ける」などの無駄を省き、チームが本来の目的や使命に向かってより効果的に進むことができます。

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