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障害者・ニート・引きこもりが即戦力に!「メゾン・ド・イリゼ」小笠原代表が営むカフェ事業とは【wakrak連携企画②】

わくらく連携企画第2回のインタビューは、株式会社グランディーユ代表取締役の小笠原恭子さんにお話をうかがいました。

(インタビュアー:三根早苗、撮影者:高田梨菜)

経歴

1977年大阪府堺市生まれ。相愛大学音楽学部器楽専攻卒業。
働きながら料理学校「ル・コルドン・ブルー」で学び、2008年フランス菓子教室を開く。
障害児・者教育の研究のために、2012年大阪市立大学大学院 文学研究科教育学専修入学。
2014年3月、株式会社グランディーユ設立。7月7日「メゾン・ド・イリゼ」オープン。

障害者や引きこもりの方がスタッフとして働くカフェを経営

三根:事業内容を教えていただけますか?

 

小笠原:弊社は、『メゾン・ド・イリゼ』というカフェを併設しております。

2015年の4月1日から堺市の委託事業として、地域活動支援センター『ぜるこば』を運営しております。

 

三根:カフェをやろうと思ったきっかけは何ですか?

 

小笠原:カフェをやりたいという想いはずっとあったんですけれども、以前自宅でお菓子教室をしていた時に障害者が習いに来てくれたのがきっかけで、このような方たちもお菓子に携わりたいんだな、いろんな習い事をしたいんだなと思い、じゃあその気持ちをどういうふうに体現したらいいのかな?カフェだったらみんなが楽しく過ごせてしかも仕事ができるんじゃないか?と思い、カフェを選びました。

8割が障害者・ニート・引きこもりの方たちで運営しております。

 

三根:障害者の方たちに働いてもらおうとなると、色々な工夫が必要なんじゃないかなと思うんですけれど、その辺りで工夫されていることはありますか?

 

小笠原:はじめは私も全く分からないままに運営していたんですけども、弊社は知的と精神の障害者を雇用しておりまして、なかなか表面に出にくいんですね。

顔の表情を見ていると分かりやすいんですけども、内面で気持ちが揺れることが大きくて、急にパタンと倒れるケースが多いので、マメに面談や連絡をしながら、今の気持ちはどういう状態なのか、眠れているのかなどをよく聞くようにして、少ししんどそうだなと思うと「明日休んでも大丈夫だよ」と言っています。

休むのは「来なくていい」という意味じゃなくて、次の日に元気になってここで働いて欲しいという意味で、リフレッシュの期間でサービスでお休みにさせてあげようということで休んでいただいて、体力面ではカバーするようにしています。

障害者やニート、引きこもりの雇用は、いかに目配りと気配りができるかというところにかかっているんじゃないかと1年経ってようやくそこにたどり着きました。

起業に踏み切れた理由

三根:小笠原さんがされているようなことを、ちょっとでもやりたいと思った方は沢山いらっしゃると思うんですが、その中で行動に踏み切れたきっかけというのはどうしてですか?

 

小笠原:きっかけはやはり株主がついたことですね。

その前にもビジネスプランをブラッシュアップする期間があって、せば出すほど自分の弱み・強みがわかってきていろんな評価がいただけました

評価をいただいた時に、「自分が考えていることは間違っていなかったんだな」と自信につながったんです。

障害者雇用を株式でやるということは一般的にはされていないことで、「自分の感覚は間違っているのかもしれない」という感覚だったんですけども、そうじゃなくみんなやりたいと思っているのにできないというのがあって。

そうじゃなくてなぜできないのかというところが、ビジネスプランを磨く上で出てきたんです。

やはり目配り・気配りがいかにできるかというところさえクリアすれば、株式でも知的・精神障害者、ニート、引きこもりがもっと採用されて即戦力になっていくと思ったんですよね。

ブラッシュアップする中で自分に自信が出て、これだったらもしかして実際に動けるかもしれないと思った時に株主がついたので、「やらないといけない使命なのかな」と思って動くことができました。

一人じゃなくて仲間がいて、寄り添ってくださる方がいるとこれだけ自分の力が発揮できるんだというのに気づけた1年間でもありました。

お金と人に苦労した創業時

三根:2014年の7月にオープンしてちょうど今1年ですが、その間で「これは大変だった」と思うことはありますか?

 

小笠原:まず、経営をしたことがなかったので、シュミレーションはするけれども実際そのようにお金の流れが動いていかないことがすごく怖かったです。

思ったより入ってこないし、思った以上に出て行くしで、ここのバランスをどう取るのがいいのかというところで毎月毎月見直しをしていきました。

お金の流れが掴めてきた頃には、スタッフの教育の課題が出てきました。

スタッフも障害のある方やニート、引きこもりで運営していたので、そういう方たちにどういう仕事についてもらうかというところですごく苦労したし、初めて社会に出てきた子も中にはいて、お客様とどういう風に接したらいいのか、仕事場にはどういう雰囲気でいるべきなのかを基礎の基礎から教えなきゃいけないというというのは、勉強になりながらもすごく重い課題でした。

本当に最初は「手とり足とり」でしたね。

言葉遣いにしても、電話応対にしても、やはり気になったことはメモして、後でミーティングで伝えて、少しずつ彼らにわかってもらえるように伝えたんですけれども、やはり言葉をもっと細かく噛み砕いてあげないと分からない部分もあったりして、それは自分の言葉のトレーニングにもなりました。

どうしたら響いてくれるかな、どうしたらわかってくれるかなというのは最初はすごく苦労しました。

 

三根:1番最初に雇用した2人が辞めずに続いているというのは、しっかりついてきているということですよね。

 

小笠原:本当にマメにミーティングをしてマメにご飯を食べに行って、相手の気持ちも聞きながら少しずつ信頼関係も構築されていきました

今は私が言わなくてもなんとなく、「こう思っているだろう」というのが2人には浸透しているので、本当にありがたい存在です。

 

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三根 早苗

有限会社パワーエンハンスメント代表取締役。 女性の起業を応援する「わくらく」を運営し、約11年間で800名もの女性をサポート。

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