2015年7月13日、バーチャルリアリティ(以下VR)のコンテンツとシステム開発を行うDVERSE Inc.は、BonAngels Venture Partners及びViling Venture Partnersから、Convertible Noteにて資金調達を実施した。調達額は非公開。今回の資金調達により、開発体制を強化し、個人と企業向けに、誰もが簡単にVRコンテンツを楽しむためのVR コンテンツ・プラットフォームの構築を早急に進めていく見込み。

ライターの視点

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出典:http://dverse.me
 
DVERSE Inc.は、次世代端末として話題のヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)やスマートフォン向けに、360 度映像/3DCGのVRコンテンツを開発、提供している。
IT用語辞典 e-Wordsによると、バーチャルリアリティ(VR)とは”体験可能な仮想空間(virtual world)の構築、五感(のうちのいくつか)に働きかけて得られる没入感(immersion)、対象者の位置や動作に対する感覚へのフィードバック(sensory feedback)、対象者が世界に働きかけることができる対話性(interactivity)の4つから構成されている『人工的に現実感を作り出す技術』”のことである。
 
VRにはどのような応用方法があるのだろうか。
例えばDVERSE Inc.は、360度映像による新しい英会話教材を生み出し、その場にいるような臨場感を体験できるVRを開発した。
まだ一般公開されていないため詳細は分からないが、今までにない全く新しい英語の学び方を可能とするだろう。
これら『VR×情報×教育×エンタメ』 による『インフォテインメント(Infotainment)』『エデュテインメント(Edutainmen)』は、世界のVR市場に新しい価値を提供している。
 
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出典:http://dverse.me/index.html
 
今回の資金調達の決め手は、これから市場拡大が予測されるVR市場において、全く新しい商品を生み出していることにある。
英語を学ぶことにVRを活用するという発想に、現在のところは実用性や消費者のニーズはないのかもしれないが、このサービスの登場によってVRに対する消費者の潜在ニーズが刺激されるかもしれない。
さらに、このような今までになかった新しい発想は、これからより良いサービスや商品を生み出す可能性を秘めている。
 
日本のVR市場を牽引していくであろうDVERSE Inc.の今後の展開に、ますます期待が高まる。
会社概要
DVERSE Inc.は、システム開発、ゲーム開発、映像製作、音響製作、教育などの各ジャンルのクリエイター/スペシャリストにより構成されている。また、HMD/VRによる新たな映像、音響表現、エンタメ、教育コンテンツの開発によって、世界のVR市場に新しい価値を提供していく。
2014年設立、本社は米国(日本支社は東京都港区)にあり、代表取締役はは沼倉正吾氏である。
 
DVERSE Inc.について詳しく知りたい方はこちら
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