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「何年先にも残るオリジナル絵本を」祖父が創った印刷会社で、関谷昌子氏が絵本ギフトに取り組む理由とは?【wakrak連携企画⑦】

わくらく連携企画第7回のインタビューは、有限会社扶桑印刷内、クローズアッププロジェクト「オリジナル絵本ギフトのBig Hug」の代表である関谷昌子さんにお話を伺いました。

(インタビュアー:三根早苗、撮影者:高田梨菜)

経歴

1988年、大阪生まれ。2014年7月、創業69年の有限会社扶桑印刷社の新規プロジェクトとして、「オリジナル絵本ギフトのBig Hug」立ち上げ。幼児教育の専門家という立場を活かしながら多数の絵本ギフトを手掛け、様々な企業とのコラボレーションも展開中。2015年「女性起業家応援プロジェクトLED関西」ファイナリスト。

世界に1冊だけの絵本を

三根:事業内容を簡単にお聞かせいただけますか?

 

関谷:オリジナル絵本ギフトのBig Hugということで事業を展開していて、絵本作家にお誕生日や出産祝いなどのギフトのシーンに合わせた絵本を描いてもらい、プレゼントする相手の名前を主人公の名前にしたり、写真を入れたり、ストーリーの一部をアレンジできたりすることで、世界に1冊だけの絵本が作れるというものです。

絵本だけではなく、商品によってはクリスマスの絵本ならCD、母の日用の絵本ならエプロンがついているといったように、絵本の中に出てくるアイテムを実際に付属しています。

人に喜んでもらうために

三根:絵本の中に出てくるアイテムを絵本につけるというアイディアはどこから出てきたのでしょうか?

 

関谷:もともと絵本を思いついたのは、自分の姪っ子に絵本を作ってあげようと思ったのがきっかけでした。

その時に、絵本だけでは面白くないけれども、絵本の中に出てくるものが実物として登場したら、「自分が主人公として絵本に登場する」「絵本に出てくるものが実際にもらえる」ということで2段階びっくりできるんじゃないかと思いました。

どうやってもらった人を喜ばせるか、驚かせるかを想像しながら作っています。企画までは思いつくので、それをどう形にしてうまく回していくかというのが私自身の課題です。

印刷物は想いを届けることができる

三根:起業しようと思ったきっかけは何でしたか?

 

関谷:もともとこの会社は私のひいおじいちゃんが創った印刷会社で、今は父がやっているんですが、みなさんご存知の通り印刷会社は結構業績が厳しい業界です。時代と共に印刷のニーズはどんどん落ち込んでいきますので、苦しい業界なんですが、印刷は想いを届けることができるという強みがあることをこの会社に入って思いました。それをもっとダイレクトに想いを届けるものとして作れないかと思ったのがひとつのきっかけです。

また、父は印刷を受注して作るだけではなく、例えば自社で書籍を出版することで印刷の仕事が入ってくるといったような、企画から印刷物を生み出す仕組みで商売をしています。そんな父の姿を見ていると、自社で印刷物を作り出すことができ、かつ実際に手に取って見れるという、印刷の強みを生かした商品が何かできないかと思ったのがそもそもの始まりです。

あとは、もともと印刷をしていたのは封筒や名刺だったので、もう少し可愛いものを作りたいと思っていました。

 

三根:可愛いものとおっしゃいましたが、もともと関谷さんは幼児教育をしていらしたんですよね?

 

関谷:大学の専攻が幼児教育で、幼稚園の先生になるつもりだったんですが、色々あって結局ならずに家業に入って商売をやっています。

 

三根:幼児教育をやっていたから絵本なのでしょうか?

 

関谷:そこには結びつきやすかったと思います。他にも、演劇の世界にスタッフとして関わっていたり、音楽を少しやっていたりというところもあり、表現するということは常に自分の身近にありました。 

アーティストの方とのつながり

三根:この絵本は絵本作家を集めて作ってもらっているそうですが、そういったアーティストを集めるに至ったのは、演劇や音楽をされていたことが影響しているのでしょうか?

 

関谷:かなり大きいと思います。素晴らしい才能を持っていて絵本作家として食べて行きたいけれども、活躍する場や機会がない方も沢山おられるので、そういう方と一緒にできたら楽しいなと思いました。その中では紹介でご縁をいただくことも多いです。

 

三根:実際に絵本を売り出してみて、パターンが沢山あるとお客様の反応も違いますか?

 

関谷:色々な種類があるということで、例えば今は誕生日の予定はないけれども、今度出産する人がいるということがあったり、色々選んでもらえる楽しみを見出していただけているのかなと思います。

後継者としての不安と、そのメリット

三根:お父さんが経営されている会社の中での新事業ということですが、今まで男性社員の方が多かったり、歴史ある会社なので、長くお勤めされている社員の方もいらっしゃると思います。社長の娘が新事業をやるということに対する会社の中での反応はどうでしたか?

 

関谷:私の作業場と工場と絵本を作る場所は違う場所にあるので、最初は何か思われていないかとコソコソしていましたが、今では行き来している中で「頑張ってるね」と声を掛けてくださったりもします。

社長の娘ということもあり、受け入れてもらいやすいというところはあると思います。 

 

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三根 早苗

有限会社パワーエンハンスメント代表取締役。 女性の起業を応援する「わくらく」を運営し、約11年間で800名もの女性をサポート。

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