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資金調達ニュース

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東大発、人工衛星開発を行うアクセルスペースが約18億円の資金調達

株式会社アクセルスペースは、グローバル・ブレイン株式会社をリード・インベスターとし、ベンチャーキャピタル、事業会社等をから約18億円の資金調達を行った。同時に、引受先であるスカパーJSAT株式会社、三井物産株式会社、それぞれとの間で業務提携を締結した。今回調達した資金を利用して、2017年中に地球観測用の超小型衛星3機を打ち上げ、地球観測画像データ事業に参入していく見込み。

ライターの視点

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出典:http://www.universe-beauty.com/jap/gallery/search/(keyword)/space+walk/(sort)/lastcommented

これまでロマンや夢の象徴だった「宇宙」。しかし、GPS衛星を利用したカーナビや「ひまわり」による気象予報など、今や生活のあらゆる場面に関わる存在となっている。

しかし、これまでの宇宙開発では莫大な予算を必要とし、国家プロジェクトを前提とする、民間にとっては手を出せない領域だった。

そのような状況に対し、グローバル・ブレインでは「超小型衛星」という新しいツールを活用することで、コストを従来の100分の1にして民間投資を活発化させ、宇宙利用を一気に拡大しようとしている。海外では既に活発化しつつある「宇宙をビジネスの場に」という流れを、日本にももたらそうという試みである。

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出典:http://www.axelspace.com/info/news20150916/

グローバル・ブレインが開発しているのは、質量約80kgの地球観測用超小型衛星だ。

これは、高性能光学望遠鏡を搭載し、地上分解能2.5m、撮影幅50km以上の画像を取得する能力を持つ。同社が創業以来蓄積してきた技術・ノウハウを生かすことにより、従来の同性能の衛星とくらべて圧倒的な低コストでの製造が可能となった。

将来的には本衛星を多数打ち上げることにより、高頻度な地球観測網を整備する計画だそうだ。

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出典:http://www.axelspace.com 

資金調達の決め手は、今まで日本ではあまり見られなかった「宇宙をビジネスの場に」するための取り組みに関心を抱き、協業したいと考える企業が多かったためであると考えられる。

今回の調達を機に、同社は調達先の何社かとの間で業務提携を締結した。具体的には、スカパーJSATとは主に「超小型衛星の運用」に関して、三井物産とは主に「超小型衛星画像の利用サービス」に関して協業することを目的としている。これにより、開発をより一層強化し、地球観測画像データ事業に参入していくようだ。

 

今回、約18億円という大型の調達を実施したグローバル・ブレインには、ぜひとも多くの人のロマンを実現に導いて欲しいものである。

宇宙から得られた情報を、世界中の人々が日々当たり前のように利用する社会が来るまでに、そう時間はかからないかもしれない。

会社概要

株式会社アクセルスペースは、超小型の人工衛星でビジネスを展開する、東大発のベンチャー企業である。

設立は2008年8月8日、本社は東京都千代田区にあり、代表取締役CEOは中村友哉氏である。

 

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Rina Takada

神戸大学経営学部卒業。SEOを中心に、メディアの改善に挑む。現在は東京に移り、LINE LIVEにおいて新たな挑戦を行う。

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