1月22日、東南アジア向けのアパレルECサイトの運営を行っているANELA DISTRIBUTIONS SINGAPORE PTE. LTD.が、East Ventures、株式会社ヒトメディア、株式会社partyfactoryの3社からの資金調達に成功した。また、同時にサンエー・インターナショナルの元執行役員であった坂本一穂氏を顧問に迎えた。これにより、2月に、まずはフィリピンから事業をスタートする予定。
⇒プレスリリースはコチラ

ライターの視点

東南アジアのアパレル市場にビジネスチャンスがあるとは、あまり想像できないかもしれません。しかし、データを見ると、東南アジアのB to C(Business to Consumer)のEC市場は、2013年から2018年にかけて年平均成長率37.6%で成長し、世界で最も速いペースで成長を遂げる地域の一つなると予測されています。
小売全体の売上におけるeコマース売上の割合(2013年)
 

(http://www.dreamnews.jp/?action_File=1&p=0000095652&id=47a94aより引用)

なかでもアパレル関連市場は同市場の30%近くを占め、中・高所得層の人口拡大とともにより顕著に市場が拡大すると言われています。
経済状況が良くなれば、洋服などに使うお金も増えるので、自然な流れであり、そこに目をつけたのがANELA DISTRIBUTIONS SINGAPORE PTE. LTD.でした。ANELAは、東南アジアで最も安く日本の衣料品が購入できる女性向けアパレルECサイトとして同市場に参入し、2015年2月にフィリピンより事業を開始する予定でした。
スクリーンショット (48)
 

(http://anela.ph/index.php?controller=authentication&back=my-accountより引用)

そのため、今回の資金調達は、事業の発展というより、むしろ事業をスタートするための資金に充てられるということです。フィリピンを選んだ理由としては、東南アジアのなかでも、市場の成長可能性、日本への関心の高さ、その他経済・文化的側面からアパレルECサイト事業の展開において魅力的な市場であること。
また、そこでのマーケティングを通じて東南アジアの他の都市への進出の基盤を整備していくという狙いがあります。
日本から海外へ、海外から日本へ様々な洋服が、このANELAのECサイトを通して行き来すると考えると、非常にワクワクします。ECサイトに限らず、今後のアパレル市場の動きに注目です。

会社概要

ANELA DISTRIBUTIONS SINGAPORE PTE. LTD.は東南アジア向けアパレルEC『ANELA(アネラ)』の運営をメインにしている。
ANELAは東南アジアの女性たちが、インターネットを通じてファッションを楽しめる機会を提供し、高品質で洗練された「ジャパンブランド」のアパレル商品を東南アジアに向け発信することをビジョンとしている。
設立は2014年9月、本社はシンガポールにあり、代表者はYuriko Kai氏である。
<PR>その税理士報酬適正ですか?何人でも税理士無料紹介「税理士ドットコム」

【よく読まれている記事】
総利用者数300人突破!! 「起業の科学」著者田所雅之氏による、ここだけでしか見れないコンテンツ

『enfacスタートアップサイエンス』は、世界で5万回シェアされたスライド「StartupScience」制作者の田所雅之氏が、書籍300冊、経営者のブログ500本、自身のシリコンバレーでの起業経験と1000人以上の起業家を取材する中で体系化した知識を、動画ラーニングのenfacが、いつでもどこでも学びやすくまとめた動画学習コンテンツです。


2017年6月より1年間をかけて企画・撮影した105本。今後も、毎月2-3本新しいコンテンツをリリースし、学びを深めていくことをサポートします。
コンテンツを学習することで、「試行錯誤で時間を浪費する」「チーム内で噛み合わないコミュニケーションを続ける」などの無駄を省き、チームが本来の目的や使命に向かってより効果的に進むことができます。

これ以上は記事がありません

読み込むページがありません

おすすめの記事