11月26日、リング型ウェアラブルデバイス※の株式会社16 Labは、グローバル・ブレインから資金調達を行った。調達額は明らかにされていない。調達した資金はエンジニアの採用や開発機能の強化に充てられる見込み。
※ウェアラブルデバイス:身に着けて利用することができるコンピュータ機器

 

ライターの視点

日本発、リング型のウェアラブルデバイス「OZON(オズオン)」の開発を行う16 Labが資金調達を行いました。
このデバイスは利用者の動作を読み取って他のデバイスに伝達したり、着信通知や電子マネー等の機能を備えています。
世界中の人が極めて高い頻度で経験している「日常的なちょっとした不便さ」を、ディスプレイのないコンピュータによって解消していくことを目指しているようです。

OZON_1
(ウェブサイトよりダウンロード)

 
注目すべきは、このデバイスの高品質とデザイン性です。世界中(エストニアやスペインなど)から開発者を集めていること、そして外部の企業と提携し共同研究を進めるなど、オープンイノベーション※の形で開発を進めることを通じて高品質を実現しています。

OZON_2
(ウェブサイトよりダウンロード)

デザイン性に関しては、世界三大デザインコンクール全てを受賞したことがある田子學氏(MTDO inc.)がクリエイティブディレクターとして参画し、スタイリッシュな完成度を高めました。
これらが評価され、出資を受けることができたのではないでしょうか。
メガネ型やリストバンド型など、様々な形のウェアラブルデバイスが登場し、今後、こういったものを利用するのが当たり前の生活が近づいている気がします。
「OZON(オズオン)」はグローバルスタンダード(世界標準)となる日が来るのでしょうか、注目したいですね。
※オープンイノベーション:自社技術だけでなく他社や大学などが持つ技術やアイデアを用いて、製品開発を行うこと

会社概要

株式会社16 Labは、指輪型パーソナルコンピューティングデバイス「OZON(オズオン)」の開発を行う。
アルプス電気株式会社をはじめ、多岐に亘る技術領域のトップ企業群とのパートナーシップ体制を構築し、開発を進めている。
設立は2013年、本社は神奈川県鎌倉市にあり、代表取締役社長は木島晃氏である。

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