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首輪型ウェアラブルデバイスのサイレント・ハーズマン(英)、5.1億円の資金調達に成功

3月24日、首輪型ウェアラブルを販売するSilent Herdsman(サイレント・ハーズマン)は機関投資家などから約5.1億円の資金調達を行ったことを発表した。出資先はScottish Equity Partner(SEP)主導の投資シンジケートとAlbion Ventures、Scottish Investment Bank、Scottish Enterpriseの投資部門。今回の資金調達により、市場の拡大と顧客基盤の強化を図る。

サイレント・ハーズマンは牛の健康状態や行動を監視できるウェアラブルデバイスの開発・販売を行う。設立は2009年、イギリスのストラックライド大学の研究プロジェクトからスピンアウトし、Embedded Technology Solutions Ltd.(後のサイレント・ハーズマン)が誕生した。首輪型のデバイスが牛の行動をモニタリングして、状況の変化がタブレットPCやスマートフォンに情報が転送される。

サイレント・ハーズマンのサービスの特徴は「市場成長性」と「革新性」である。世界には10億頭以上の牛がいて、アメリカやEUには3400万頭ほど存在する。発展途上国の経済成長も考えると、市場はますます大きくなると予測される。また、このサービスは農業界に革新をもたらしている。このデバイスを利用することで、モニタリングの精度が向上し、それがオペレーションの効率化につながり、結果として農家の生産性が拡大する。さらに、Animal welfare(動物福祉)も向上し、持続可能な食品生産に貢献すると思われる。

世界各国で特許を取得し、ますます事業を展開させているサイレント・ハーズマン。日本国内でも、農作業ロボットやGPSガイダンス、環境制御装置など、「農業のIT化」が進められつつある。日本でも農業の再生に取り組む企業はいくつかあるものの、サイレント・ハーズマンのように革新的なサービスを開発している企業は少ないと思われる。ぜひ日本からもこの分野の問題を解決するようなサービスを生み出す企業が多く生まれてほしい。今後の動向に注目してみよう。

●Silent Herdsman/プレス・リリース

http://www.silentherdsman.com/grow-and-expand.html