今回はBoxというベンチャー企業を訪問しました。
みなさんは、こちらの会社をご存じでしょうか？サンフランシスコ国際空港から南東におよそ40キロ、LosAltos(ロスアルトス)という街に本社があります。
(出所：オフィス前にて写真撮影)
Boxは2005年に設立された、企業・個人向けのクラウドストレージサービスを提供している会社です。このサービスを聞くとDropboxを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、Dropboxは2007年に設立されたので、実はBoxのほうが先に事業を開始しています。
実際のサービスでも、Boxは特に
◆直感的な操作が可能
◆様々なデバイスに対応
◆社内外、個人間で情報共有しやすい
を押していて、同社HPを見るとフォーブス500にランキングされている企業の97%が彼らのサービスを利用しているようです。B to Bで圧倒的な実績を誇っていることがわかりますね。
エントランスに入ると、受付にタブレットがあります。ここでは、タブレットで顔写真の撮影とメールアドレスの入力をしないと中に入れません。顔写真を撮るというのは非常に珍しく感じました。
(出所：エントランスにて写真撮影)
受付の反対側にはシーソーがあります(※エントランス以外は撮影禁止なので、撮影写真は下の写真までです)。社内はかなり自由な雰囲気で、例えば懸垂トレーニング用の器具や卓球台、ゲーム機などが置いてありました。
(出所：エントランスにて写真撮影)
社内の食堂が無料で利用でき、水やお菓子も自由に取っていいことも魅力的ですが、それより気になったのは各フロアにあった机です!!共有スペース以外は、電動で上下に昇降できるタイプの机が使われていました。※写真はイメージです
(出所：http://scandinavianmodern.jp/?page_id=113)
「ずっと座ったままだと血流が悪くなったり、集中力を維持するのが難しくなるから」という理由だそうです。なるほど、社員の健康面も仕事の効率も考えた結果なのですね。聞くところによると、GoogleやLinkedInでも使われていて、IT企業の間ではちょっとしたブームのようです。ぜひ日本のIT企業でもスタンディングデスクを積極的に導入してもらいたいですね。
Boxは“A next generation business platform is required”という使命を持って事業を展開しています。現在、Boxの社員はおよそ900名で、東京にも支社があるのですが、それでも依然として日本での認知度は低いと思われます。さらにDropboxが2014年1月に巨額の資金調達を行い、法人ユーザー向けのサービスを強化すると見られています。競合の動きに対してBoxは今後どのように動くのでしょうか。ぜひ注目してみましょう。
担当記者：菅野雄太
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