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投資会社サーベラス(米)、食品スーパーのSafewayを9500億円で買収、傘下のスーパーと統合へ

3月6日、投資ファンドのCerberus Capital Management L.P.(サーベラス・キャピタル・マネジメント)は、米食品スーパー大手のSafeway(セーフウェイ)を買収することを発表した。傘下のAlbertsons(アルバートソンズ)と統合し、コストカット等で業界内の生き残りを図る。買収額は約9500億円。

サーベラス・キャピタル・マネジメントはアメリカのプライベートエクイティファンドである。投資対象は企業の再生から上場、不動産投資など多岐に渡る。2006年にアルバートソンズを買収し、不採算店の売却や整理を進め、同業との統合を模索していた。今回、セーフウェイの株主は保有株1株につき約40ドル相当を受け取る。内訳は1株当たり32.50ドルの現金と、セーフウェイのギフトカード部門ブラックホーク・ネットワーク・ホールディングスの株式となっている。

買収の背景には、アメリカ食品小売業界の縮小がある。食品小売業界はオンラインの食品通販や大型のディスカウントストアの台頭で市場が縮小しつつある。アメリカでは大衆向けのスーパーの利用者が減っており、ターゲットを絞った他社に後れをとっている。セーフウェイを買収することで、コストの削減・食品小売業界全体の顧客のつなぎ留めを図る目的がある。今回の買収によって設立される新会社は、従業員数が25万以上、店舗数が2400以上、20ヶ所の製造拠点を構えることになる。

アメリカの食品小売業界の再編は日本にとって対岸の火事ではない。日本チェーンストアの販売統計を見ても、国内の市場規模は横ばいであり、2013年は経営統合や食品スーパーの倒産が少なくなかった。さらに今年の4月からは消費税が8%になるので、関係者は心中穏やかではないだろう。

今後のアメリカ食品小売業界はどうなっていくのであろうか。そして、日本はどうなっていくのか。そこにビジネスチャンスはあるのか。行く末を見守りたい。

●Albertsons /プレス・リリース

http://www.albertsons.com/2014/03/safeway-and-albertsons-announce-definitive-merger-agreement/