Paykeの今後の事業戦略

今後の事業戦略

考え方が2つあります。1つはいわゆる「爆買い」されている商品、お薬、化粧品、お菓子など、全国で売っているものを扱うという考え方です。
キットカットの抹茶味など、全国のチェーン店で並んでいる商品ですね。そういう「全国で並んでいる商品」という軸で考えると、今後の開拓先は大手メーカー、東証一部の上場企業などが考えられます。
 
もう1つは、沖縄だけで売っているお土産です。例えば、ちんすこうやサーターアンダギー、紅芋など、その地域だけで売っている「地域オリジナルのお土産商品」という軸で展開する考え方があります。
この2つの軸で攻めていこうとしています。
 
今は東京と沖縄で営業所を構え、東京では全国に流通している商品を扱うメーカーに、沖縄では沖縄限定のお土産を扱っているメーカーに対してアプローチをしています。
全国展開の商品を扱うことができると、全国中にあるスーパー・ドラッグストア・ディスカウントショップなどで全ての商品が対応可能です。
バーコード1個に対し商品情報が1つなので、この結びつきが1度できると、どこの店舗に並んでいる商品にも対応できるという利点がありますので。

まずは沖縄モデルに注力

今、インバウンド観光はどんどん地方化していく流れになっています。その中で我々は、全国展開の商品だけに対応するのではなく、地方展開も考えた沖縄での展開も行うことで攻めていきます。
この1年に関しては、沖縄で展開していくような流れがメインになる見込みです。
沖縄をモデル地域として、この地域がどうすればインバウンドを受け入れられるのか、その商品がどうやって活性化につながり、この地域経済がうまく発展していけるのかというところを見せていきます。
この沖縄の事例を手本とし、今度は他の都道府県に展開していくことを想定しています。
 
Payke・比嘉良寛取締役:訪日外国人アプリ、誕生の経緯「地方にこそ解決すべき課題が眠っている」【後編】はこちら
 

(インタビュアー:嶋内秀之、撮影者:菅野雄太)

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