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ベンチャーで活躍するCXO

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月間6000万PVを超えるサービスを作った男、文系卒CTOの役割と苦労:nanapi・和田CTO

今回のインタビューでは、株式会社nanapi CTOの和田修一氏に対し、「CTOとしての役割」や「起業の経緯」について菅野(起業tvディレクター)が伺いました。

【おすすめポイント】
元々文系だったにも関わらず、エンジニアの部署に配属された和田氏の苦労とは!?
そんな彼が社内風土として大事にしていることとは!?

【経歴】
中央大学経済学部を卒業後、2005年楽天株式会社に新卒で入社。
サーバやストレージなどのインフラ周りの設計・運用などを担当。
2009年に株式会社nanapi(旧株式会社ロケットスタート)の立ち上げと同時に取締役CTOに就任し、ハウツー情報提供サービス「nanapi」を中心に様々なプロダクトの開発に携わる。
現在はサーバ・インフラを中心とした技術分野から、取締役として経営・マネージメントなどを担当。

【事業内容】
nanapiは、「世界中の人々のできることをふやしていきたい」という思いのもと、それを実現するためのメディアやコミュニティを運営しております。
月間2000万人の利用者がいる日本最大級のハウツー情報提供サービス「nanapi」では、「野菜の切り方」「トイレ掃除の仕方」などの生活の基本的なものから、「ネクタイを自宅で洗う方法」など知っていると便利なやり方、「不動産の遺産分配のやり方」などプロの意見が必要とされる情報が掲載されています。
他にも、コミュニティアプリ「アンサー」は、スマートフォンで簡単に悩みや関心ごとについてコミュニケーションを図ることができるアプリです。また、海外向けには「気付きを与える」をコンセプトとした 日本文化を世界に発信するカルチャーマガジン「IGNITION」を運営しております。

(0:20~)
菅野:CTOとしての役割と苦労したことをお聞かせください。

和田氏:
技術をいかに経営に活かすことがCTOの役割だと考えています。とは言え、会社の人数だったり、会社のフェーズによってCTOのやるべきことってどんどん変わってくると思うんですよ。最初は代表の古川と2人で始めたので、当時からCTOという肩書だったんですけど、CTOとして何かやるというよりは、エンジニアとしてモノを創り出すことが最優先されるフェーズだったんです。正直、CTOやエンジニアの違いを感じてはいなくて兎に角コードを書いて新しいモノを創るということが一番の価値として考えていました。そこから人数が増えてきて、チームとしてどうアウトプット出していくのか、経営者として技術的視点から会社の風土づくりが考えていくようになりました。

(2:25~)
菅野:社内で勉強会を開催されているそうですが、実際どういう勉強会をしていますか?

和田氏:
エンジニアに関していうと、変化に強くなって欲しいという想いから新しい技術を学んで欲しいと思っています。新しい技術を学ぶための時間や場を会社の業務時間として提供しています。具体的には毎日1時間、週に5時間、月に20時間を新しい技術の学習に充てます。グダグダにならないように同じテーマの人間同士で新しい技術について学びます。今でしたら新言語のSwiftを使ってiOSアプリ開発に関する勉強会をしています。非エンジニア向けの勉強会は、どちらかと言うとこれは私が直接教えるというスタイルです。なぜ、インターネットを経由してwebを見ることができるのか、といったことからPHPはどうやって動いているかだったり、最終的にはPHP、HTML、SQLといったものを連携して掲示板まで作ってもらうことを目標に、実際にコードを書くレベルのことを実施しています。

(4:05~)
菅野:和田さんが思うグロースハックに必要なことって何でしょうか?

和田氏:
グロースハックといえど、最終的には数字を伸ばしてなんぼという領域です。数字を伸ばすために漠然と色んな施策をしても仕方ないんです。きちんと伸ばすべき数字をブレイクダウンして、ある程度公式化しておく必要がある。公式化した上で、「この数字を伸ばすために、こういう施策を取りました、結果これだけ数字が伸びました」という風に公式化して振り返り、データ解析を軸に物事を進めていくという風土がないとグロースハックは中々うまくいかないと思います。

(4:55~)
菅野:nanapiとして初期の頃はどういった取り組みをして来られましたか?

和田氏:
アクセス解析を見ていましたが、一番効果があった施策でいうと、nanapiに存在しているハウツー記事を完全に階層構造のカテゴリを作りました。そのカテゴリ名もデータ分析で、流入ワードを調べた上でカテゴリ名を作っていました。検索エンジン対策が一番効果の出た施策だったと思います。

(5:45~)
菅野:
ご自身が文系学部出身で楽天のエンジニア部門に配属されたとお聞きしましたが、その時、どのように感じられましたか?

和田氏:
新卒で楽天に入って、エンジニアになるとは思っていなかったです。単純に驚いたというと、2005年当時、まだエンジニアの方がカッコイイというかスターっぽい扱いをされる前だったので裏方のようなイメージがありました。しかも私が配属された部署がエンジニアの中でもインフラ系(サーバーやストレージ)を扱う部署だったので、元々目立ちたがり屋な性格だったにも関わらず、若干不服だった部分はあります。

(7:00~)
菅野:
0からエンジニアの勉強をするのは大変だったと思うのですが、どのように勉強されたのですか?

和田氏:
目の前の技術を学ぶというよりも、仕事を回すために機械的に作業を行っていくのですが、段々と機械的にやっていた作業の意味が分かってくるんですよ。その中で自分自身が興味も持ち始めて、自分の家にサーバーを作ってみたらどうなのか、だとか、家で作るとなるとルーターもいじらないといけないですし、色々とやらないといけない部分は増えるんですよ。結果、どうやってウェブサーバーはインターネットに公開されるのかということを学び、段々と理解が深まっていたと思います。あと、古川と個人でウェブサービスを作る機会があって、サーバーだけじゃなく実際にアプリケーションを書くということも学ぶことができたと思っています。仕事以外で学んだということも凄く多かったと思いますね。

(8:30~)
菅野:
nanapiの前身であるロケットスタートを古川さんと創業されたとお聞きしています。どのような経緯で起業の決断に至ったのでしょうか。

和田氏:
そうですね〜、古川からいきなりチャットで「起業しようぜ」と来たから「いいよ」って二つ返事で返しました。シンプルに決断したと思っています。

(8:55~)
菅野:創業者同士で意見が割れるということもあったと思うのですが、実際はどうでしたか?

和田氏:
当然、議論はあります。ただ、きちんと理由づけして話し合えば変にぶつかったりすることはないのかなと思っていてお互い事業を前に進めるために提案しているので、「なぜそう思ったのか」を話し合えば、そこは大きな問題にはならないのではないかなと思います。あと古川と私に関して言えば、元々付き合いが長いということもあり、お互いに気心知れているので、変に感情的になって言い合いになってぶつかることもなかったのかなぁ、と思います。

(9:50~)
菅野:起業に関心がある方に向けてアドバイスをいただきたいと思います。

和田氏:
学生の方でいうと、変に百戦錬磨の起業家と同じ分野で戦わない方がいいと思います。学生って他の起業家よりも失敗しやすいし、許される部分もあるので、新しい事業に関しては冒険して欲しいなと思うんですよね。実際、古川も学生のうちに起業していて、「掲示板」のようなサービスを作り、その関係で訴えられたりしているんですよ。そういった経験ってやっぱり学生のうちに経験していた方がいいと思います。冒険した上でこじんまりとした事業じゃなくて、面白いことだったり、叩かれそうなことに是非是非チャレンジして欲しいなと思います。

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