グロース事業でビジネスの勝ち筋が見えた

グロース事業でビジネスの勝ち筋が見えた


-2015年2月の資金調達の目的について教えていただけますか?
背景を一言で言うと、勝ち筋が見えたということです。ゲームのグロース事業をこの一年コツコツ積み上げてきました。現在はゲームを8タイトル運営しており、利益が出る事業になることが見えてきました。
当社がタイトルを増やせば増やすほどユーザー数が増え、ユーザー数が増えれば増えるほど相互送客のネットワークを通じてユーザー数の集客力が増えて利益に変わり、タイトル買収に投入するサイクルが回り始めました。
これを加速するためにタイトルを買収する資金として調達しました。グロースのマーケットを狙いに行く戦略を投資家にご理解いただき、多額の調達が実現できました。
-資金調達の経験から共有できることはありますか?
資金調達はできるときにしておく、と言えます。資金の流れが良い時期に調達しておくことをおすすめします。
自分なりの勝ち筋を組み上げることができた時には、臆さずベンチャーキャピタルへ相談することをおすすめします。
ある程度の数字が出てからでは気がつけば競合がいるという状況になるかと思います。自分の中で勝ち筋ができたと思えたところで素早く動くことをおすすめします。

グロースマーケットNo.1企業になるために


-今後の事業、組織戦略について教えていただけますか?
国内、海外市場も2020年頃まではスマートフォンの普及が進んでいく流れです。このスマホの成長で最も成長するのはゲーム産業です。スマホゲームは大きな伸びしろがまだまだあります。
その中で当社はグロースマーケットのNo.1企業になると決めて動いています。これを実現するためにマーケティングの力をつけること、データドリブンでビジネスを成長させる能力をつけることを最も重視しています。
この2つの力をすでに持っていたり、身につけて深堀りしたいと思っている人とビジネスをどんどん拡大していきたいと思っています。
-従業員が100名を超えていると思いますが、職種の割合はどのようになっていますか?
マーケティングやデータ分析を扱う職種は企画、エンジニア、デザイナーです。加えてビジネスプランニングをするメンバーも少人数います。全体の比率は3:3:3:1です。

オンライン化が世界を面白くする


-最後に起業tvを見ている方へメッセージをお願いします。
21世紀に入り世界はオンライン化しています。オンライン化の波が世界を飲み込んでいます。このまま成長が止まるのではなく、さらにオンライン化が進むと思います。
オンライン化の波の中で自分が新しいバリューを生み出すことは、他の領域や他の時代ならばできなかったことです。
だからこそ社会の常識に捕らわれていない学生や若い方がオンライン化の新しい目を見つけ出し、新たな価値を生み出していく、このようなチャンスは誰もが得られるわけではありません。このようなチャンスの時代に立ち会うことができるのは幸せだと思います。
オンライン化が世界を変えて面白くしていくのではないかと思います。
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