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IPOまでの道のり

IPOまでの道のり

『元々IPOするつもりはなかった』2017年12月上場、みらいワークス・岡本代表が語る「上場に至った経緯」

事業内容

我々はフリーランスとして活動するプロフェッショナル人材のビジネスマッチングをやっている会社です。

 

フリーランスという言葉は、今、日本でもかなりはやり始めていますけれど、会社で雇用されてという働き方だけではなく、起業や独立といった働き方を選ぶ方、これが今まさに増えてきています。

 

今、1,000万人以上の方が、広い意味でのフリーランスとして活動していると、経済産業省もデータを出していますが、それだけ多くの方が、今フリーランスとして活動しています。

 

ただ、フリーランスの方々が活躍するための社会インフラというのは、まだ日本に整っていない状況ですので、その方々により活躍の場所をつくっていこうというのが、我々が掲げているビジョンです。

 

実際に行っているビジネスは、我々が一部上場企業や外資系コンサルティングファームさん、システム開発会社さん、IT系のベンチャーさんといったところから業務委託で仕事を受けまして、それを業務委託でプロのフリーランサーの方々に再発注するビジネスモデルになっています。

 

フリーランサーの方々も、いろんな方々がいらっしゃいまして、プロジェクトに入って資金を稼ぐのを「修行」としてやっている方もいるんですが、そこで得た資金を自分自身の別のビジネスに充てています。

 

例えばベンチャー企業を起業しているんですけど、まだお金が回っていない。マネタイズが成立していない。そのときにフリーランスとしてキャッシュを稼ぎながら、自分の事業で回している方もいらっしゃいますので、ある意味、起業家支援のプラットフォームにもなってきているというのが、今我々の現在行っている事業となっています。

 

業界内でのポジショニング

プロ人材の業務委託に特化していることが一番の特徴となっています。人材ビジネスにおいては、人材紹介、人材派遣、個人請負と、3つのビジネスモデルがあります。

 

人材紹介と人材派遣に関しては、かなりマーケットが大きくなっていますが、この個人請負というマーケット、最近ですとクラウドソーシングと言われているようなビジネスモデルが何社か上場したりして、マーケットができてきていますが、クラウドソーシングで実際に仕事を受託している方々というのは、月の平均収入が大体3万とか4万と言われています。

 

ただ、我々が実際にお仕事させていただいている方は、月収で100万円以上稼ぐような、かなりプロの方々ですので、そういったところの人材に対して、そういった業務提携の仕事をあっせんするようなモデルで幅広くやっている会社というのは、我々だけになっていますので、業界の中でもかなり独自のポジショニングを築くことができています。

IPOまでの道のり

実は、みらいワークスを立ち上げたときは、IPOはやらないと決めていたんですよ。

 

そのつもりでずっと経営をしてきたんですが、現在我々が取り組んでいる、このプロ人材向けのプラットフォームを、世の中にしっかり広げていこうと考えた場合に、やはり一ベンチャー企業としてこのビジネスを広げていくには、正直言うと限界があると感じました。

 

これは我々がベンチャー企業として、会社としての知名度が低かったことも当然ありますし、財務基盤が弱いために、例えば大手の金融機関等と直接契約できない、口座開設ができないといった課題も生じました。

 

また、我々のビジネスモデル自体が、まだ日本にないビジネスモデルですので、このビジネスモデル自体を日本に広めていかなければいけない。そう考えた場合に、やはりベンチャー企業でやっていくにはちょっと時間がかかり過ぎると考えました。

 

また、フリーランスというマーケットがかなり盛り上がってくる気配が出てきました。やはり安倍政権が「働き方改革」を打ち出して依頼、新しい働き方に対して、日本中の注目が集まってきました。

 

ところがプラットフォームをやろうと思った際に、例えば人材紹介とかもそうかもしれないんですけど、お金はクライアント側からもらっていますので、どうしても人材側を本当に向いているビジネスに回していくというのは難しいと思います。

 

そういった場合に、よその会社がプラットフォームをつくった場合に、本当に個人が活躍できるような社会インフラというのはできていくのか。そう思うと、私は先行きに不安を感じまして、であるならば、我々が一足先に本当に個人の方々が個人で挑戦するための社会インフラをつくってしまって、それでより挑戦する人たちが日本に増えていく世界を構築していきたいと。

 

そのためには、IPOという手段が非常に理にかなっているなあと考えるようになりまして、それで自分自身はあまりそういうのをやりたくないと思っていたんですけど、ビジネスをしっかりと広げていこうと思った際には、この手段をとらざるを得ないと当時考えました。

 

私自身も起業したのが10年半ぐらい前ですけど、当時は一個人事業主でした。法人化はしていましたけど、そういったスモールビジネスをやりながらコンサルタントとして活動して、お金を稼ぎ、その金を使って新規事業を立ち上げて、これが失敗して、またプロジェクトに入ってお金稼いでを繰り返していたんですけれども、私自身が、今の我々の登録者と同じような働き方をしていました。

 

やはり個人としての限界も感じていたんですけど、そういった方々が今、日本にもかなりの数いらっしゃいますので、「そういった方々が活躍するための世界を一刻も早くつくりたい」「10年前の自分を助けてくれる社会インフラを自分でつくってしまいたい」と強く思っていました。

 

それを実現するためには、IPOという手段が非常に理にかなっているのだなと、自分の中で腹落ちしまして、それで一気にかじを切って進み始めたのが、2年半ぐらい前ですかね。それから会社としての方針が変わりました。

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