ネイルチップで世界一を目指す、市場選定のポイントとは？
Contents
ネイルチップで世界一を目指す、市場選定のポイントとは？
－ネイルチップに市場を選定したポイントは何でしょうか？
一言で言うと、世界一になれるからです。
日本のネイル市場は2,000億円程度でほとんど伸びていません。ネイルをしない理由をユーザーに聞くと、問題は4つあります。
①価格が高いこと
②ネイルの施術にかかる時間を捻出できないこと
③職場や学校で禁止されていること
④ネイルが身近でないこと
などからネイル市場が伸びないのではないかと思いました。
女性の80％強はネイルをしていません。
この人たちが使える商材を作ることにより、ビジネスチャンスがあることからネイル市場を選定しました。また、日本の技術が高く、世界一になれることも選定理由です。
やるからには一番になりたいです。ネイルで日本一になることは世界一になることとイコールです。非常に良い市場だと感じています。
24時間働いても仕事が楽しい
－起業後の生活はコンサル時代と変わりましたか？
コンサル時代はワークライフバランスを重要視していました。オンとオフをしっかり分けていましたが、起業後はそれを考えなくなりました。
24時間休み、24時間働き、仕事とプライベートの境界線がなくなったのは変わったことだと思います。仕事が生活の中心でも、仕事が楽しくなったことが一番変わるところだと思います。
給与はコンサル時代と比べて下がりました。今思うと、コンサル時代は無駄にお金を使っていたなと思います。タクシーに乗るのを辞めたり、安くて美味しいお店を探したり、お金の使い方は上手くなりました。
ネットワーキングは会社の名前より個人の名前でできるようになりました。周囲から社長として見られるので、相手の社長とも対等な立場で話せるようになりました。
ネイルチップ市場の可能性を信じてくれる投資家と戦いたい
－2014年9月の資金調達の背景や目的を教えていただけますか？
このビジネスのスケールポイントを探すためにいろいろな施策を打ちたいと思い、資金調達へ踏み切りました。施策をたくさん打ち、効果検証を繰り返すための資金です。
－出資先へ求めたものはありましたか？
ネイルチップがニッチな市場なので、この市場の膨らみを信じてくれる投資家と一緒に戦いたいと思いました。
出資してくれたアイスタイルとは誰がどう見てもシナジーがあるので、シナジー一つ一つに効果を出していくことだと思います。
－これから資金調達を考えている方へアドバイスをお願いします
ミチとアイスタイルは業務提携が上手くいっている例だと思います。アイスタイルに座席があり、自由にオフィスへ入ることができます。ボトムアップとトップダウン、両方で提携することに努めています。
担当者から直接提案を受けることもあれば、経営層から提案を受けることもあります。いろいろなステータスの方と仲良くなり、進めることが重要だと思います。
クラウドソーシングを使ったハンドメイドブランドを目指す
－今後の事業戦略や組織戦略を教えてください
ミチの強みは、クラウドソーシング使った物作りと商品企画力です。私達のお客様の平均年齢は22.3歳と若く、初めてECサイトで購入するという方が多数です。
このような方たちに刺さる商品企画ができること、月に2～3千個生産できる生産力を伸ばしていきたいと考えています。
ネイルチップだけでなく、指輪やブレスレットなどハンドメイドの他商品展開をしつつ、品質を担保してお客様へ届けます。クラウドソーシングを使ったハンドメイドブランドを目指したいです。
組織面では、ターゲットと同じ世代の方を採用することを心掛けています。商品企画はインターンが担当していますが、皆20代前半です。私達のような年上世代はビジネスという観点を入れてうまく回すことだと思います。
－今後1年、3年、5年の拡大イメージはありますか？
やるからにはIPOを目指したいです。それに向けてのリソース追加は必須だと感じています。
僕以外は女性メンバーですが、女性向けサービスを行う以上、今後も女性を採用し続けると思います。
－こういう人を採用したい、一緒に働きたい人を教えてください
頭が良い人より、普通のことを普通に考えられることがECには重要だと思います。
お客様のことをしっかり考えてアクションできるか、非常にシンプルな考えができる人を求めています。
大きな絵が描けるとか、戦略を考える人も必要ですが、一つ一つ丁寧に対応してくれる人とミチを作っていきたいです。
－起業tvをご覧になっている方へメッセージをお願いします
起業は非常に大変で、ストレスが溜まることです。しかし、それ以上に得られるものが大きいので、若いうちにどんどんチャレンジしてほしいと思います。
1 2
