アイスタイルの事業戦略・起業志望者へのメッセージ

単にユーザーにサービスを提供するのではなくて産業側に影響を与える、あるいは新産業を作り出していく

菅野:御社のグループの今後の展望について教えていただけますか?

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菅原:私の立ち位置としては、短期的な事業計画・戦略・アクションについて話すことも多いのですが、それ以上に当社の代表とはその先の話をすることが多いです。
そうすると話は企業ビジョンに近づき、当社の企業ビジョンは「マーケットデザインカンパニー」という、単にユーザーにサービスを提供するのではなくて産業側に影響を与える、あるいは新産業を作り出していくことを標榜しています。
単にユーザーさんに価値を提供するだけではなくて、産業側にも同時に価値を提供していかにそれが新しい産業を創ったりとか産業を再活性することができるかということを元に、どういう事業アイデアがあるのかどういう戦略オプションが取れるのかを議論することが多くなっています。

怖がらずにベンチャー業界に飛び込んでいったら楽しい人生が送れる

菅野:最後に起業志望者やベンチャーで働きたい方へのメッセージをお願いします。
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菅原:私自身も過去を振り返ってみても、私が学生だった時と今では世の中の主流や勢いのある産業はぜんぜん違うものになっています。
スピード感のある世の中で今ある大きい会社やあるいは昔からの産業が今後自分たちが時代の中核になったときに、自分たちが主流になり続けているのかはまだ全然分からないと思っています。
そういう意味ではこれから伸びる産業、あるいはこれから伸びる企業に怖がらずにチャレンジする、自ら始めるというのは学生さんでも普通にやっていいと思うんですよね。
そのほうがはるかにエキサイティングで実りがあると思います。どんどん怖がらずにベンチャー業界に飛び込んでいったら楽しい人生が送れると思います。

編集後記

「コンサルタントをやっていると、事業会社の経営に参画したくなる」
そういう"事業会社をやりたくなる病"にかかる人は多く、菅原さんもその一人だと思います。
ただし、子会社の経営に携わり、事業に詳しいCFOというのは非常に珍しいですね。経営者のよき相談相手になっているのだと、インタビューを通じて感じました。
アイスタイルの今後に注目しましょう!

(編集者:須澤・菅野)

菅原氏のご紹介

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菅原敬(kei sugawara)
1996年5月 アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア株式会社)入社
1999年 株式会社アイスタイル創業に参画
2000年1月 アーサー・D・リトル(ジャパン)入社、主にハイテク・通信企業に対する各種戦略立案のコンサルティング業務に携わる、株式会社アルトビジョン 非常勤取締役就任
2001年9月 株式会社アイスタイル 取締役就任(現任)
2008年2月 株式会社コスメ・コム 代表取締役社長就任
2011年4月 株式会社アイスタイル CFOに就任(現任)、株式会社コスメ・コム監査役就任
2012年6月 株式会社コスメネクスト監査役就任
2014年11月 株式会社アイスタイルキャピタル代表取締役社長就任(現任)
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