学生起業のメリット・デメリットとは?

学生起業はメリットの方が多い

「学生だからここが困った」などということはあまりなく、学生だからこそ普通では会えない人に会えたとか、この企業とつながることができたというメリットの方が多いと思っています。
一番は、脳科学の川島先生に会えたことです。
いきなりメールを送って、いきなり行って会っていただくというのは、たぶん社会人の方だとハードルがすごく高いと思います。
世界的な権威のある方ですので、社会人であれば容易に会うことはできないなと考えがちですが、僕達(が学生)だからこそ、会っていただけたのかなと思っています。
 
あとは、大学側がすごく応援してくれて、僕達のビジネスを後押ししてくれています。
広報や、学生の紹介といったような大学のサポートが受けることができ、学生の身分で良かったなと思います。
 
唯一困っていることを挙げるとすれば、やはりお金の面ですかね。
資金が少ないので、その中でどうやりくりしていくかは今も困っています。

メンバーとは、向かう方向が一緒

ヒトに関しては結構すんなりと行っている方で、副代表の内田とも元々が同じ志だったということと、やはり「社会に貢献したい」「おじいちゃんおばあちゃんが好きだ」という人を特にアルバイトとして雇っています。
やはり向かっている方向が同じなので、そういった面ではあまり苦労したとは思っていません。
実際ビジネスとしてはまだ小さい段階なので、それが全国ということになってくると、学生のマネジメントはすごく大変になるかと想定されますが、まだ今はそこにたどり着けていない状態です。

今後は学生の教育を行っていきたい

大学を卒業してからは、今の会社を大きくしていくので、当然経営を続けていきます。その中で学生の教育に力を注いていきたいです。
中でもやはり起業したいという学生を数多く生み出していきたいなと考えています。
これからの超高齢化社会に対する高齢者のライフスタイルを改善したり、より笑顔になってもらうための、高齢者に寄り添ったサービスを提供していく学生が沢山生まれてくるようなコミュニティを作っていきたいと思っています。

学生が企業にチャレンジするために

学生の中でも起業したいと考えている子がいて、実際にやっている子もいると思うんですが、それを社会に対して発信する能力はまだまだ、僕達も含めてできていない部分があると思っています。
ですので、広報など、発信していくことに対する学びの場があればいいなと感じています

学生起業家世界大会に向けての意気込み

僕達がチャレンジしているのは、世界的に見てもすごく深刻な問題で、超高齢化社会における介護の業界、特に介護予防の領域です。
それを全国、そして世界に発信できるすごくいい舞台だと思っていますので、「日本の学生でもこんなことをやっているのか」「日本の学生はすごいな」と思ってもらえるようにしたいと思っています。

起業に興味のある若者に向けて

僕も学生ですが、「まずはやってみる」ということが大切だと思っています。
僕達もビジネスを始めるときは「現場の声を聞いてみないとわからないから、とりあえずやってみよう」という感じでした。
机の上で頭を使って考えていてもわからない部分があるので、ユーザーの声を聞いてみるというのがすごく大切だと思ったので、まずはiPadを買って「無料でいいから教室をやらせてください」と営業に行きました。
そういうふうに、色々なところに協力を求めて自分達が動いていくということを大切にして、まずはやりだしてほしいと思っています。

(インタビュアー:菅野雄太、撮影者:高田梨菜)

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