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後継者の事業革新

後継者の事業革新

「承継者の使命は、制約された中で次の価値を見出していくこと」三代目女社長の挑戦:平安伸銅工業・竹内香予子

経歴

平安伸銅工業株式会社の創業家三女として生まれる。大学卒業後、産経新聞社に入社し、記者として多忙な日々を過ごす。2010年に家業へ戻り父の元で経営を学ぶ。2015年1月より代表取締役に就任。2014年にお片付けに特化したウェブメディアをローンチ。モノ作りと暮らしのノウハウの融合を目指す新規事業を立ち上げた。今年1月には、女性起業家応援プロジェクト「LED関西」(近畿経済産業局主催)のファイナリストにも選出されている。

突っ張り棒、突っ張り棚の業界でトップシェア

 

平安伸銅工業は突っ張り棒や突っ張り棚という家庭用の収納用品を作っているメーカーです。

主な販路がスーパーやホームセンターといった量販店さん向けに商品を企画開発して販売している会社です。

弊社の売上は年商が20億でして突っ張り棒、突っ張り棚の業界ではトップシェアを誇っています。

創業は「伸銅」会社として

社名に平安「伸銅」工業と「伸銅」という言葉があるように、戦後、祖父が立ち上げたんですが、まず十三で伸銅の町工場としてスタートしました。

その鉄を伸ばして加工する技術を活かして、アメリカで一般的に使われていたアルミサッシを量産しました。

その量産自体は日本で始めてのものでして、日本の戦後復興に工業住宅を普及するのに一役買いました。

アルミサッシの製造の仕事を中心にしていたのですが、オイルショックで事業が立ち行かなくなって、アルミサッシ事業はすでに売却しています。

その当時の名残で平安伸銅という名前はあるのですが、今はその後突っ張り棒、突っ張り棚といったような収納用品を作る事業に転換して、全く伸銅品とは関係のない仕事をしています。

 キャリアのスタートは新聞記者

 

もともとは新聞社で務めていました

大学卒業した後に新聞社に入社して、その当時は新聞記者として自分のキャリアを積み上げていこうと思っていました。

しかし、父が体調を崩したということであったり、今では一緒に会社を経営している主人との出会いもあり、女性として家庭を持って幸せに生きていきたいという思いと、たまたま上司と不仲だったとかいろんなことが重なって、父から会社を手伝ってほしいと言われて転職を決意しました。

幼少期について 商売は嫌なものと思っていた

もともとは3人姉妹の末っ子でおてんばな子供でした。

私の家庭は創業者である祖父母と父母と姉2人の7人の家族でした。

祖父が女性は手に職を持って社会で働いて行けるようなキャリアを積みなさいと言われてきました。

祖父と父が会社を経営していて、家の中でビジネスの話が飛び交う環境だったので、当時は商売がすごく嫌なものと思っていたので、商売ではないことで自分なりのキャリアを築いていきたいと思ってきました。

その流れがあったので新聞記者という仕事を選びました。

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