事業が急拡大した2つのタイミング

事業が急拡大した2つのタイミング

2つあって、1つは2011年3月11日の東日本大震災で、関東地方の野菜が首都圏のマーケットから関東の野菜が一斉に消えてしまったときです。収穫されいていたお米でさえ市場から消えてしまうというおかしな現象が起きてしまって。
その時我々は福島県の発言力のある農協の組合長と議論して「これじゃまずい。震災の前に起きているものなんだからちゃんと売ろう」という話をして、2011年の4月1日に復興支援キャンペーンを交通会館で初めて行いました
そこには色々な消費者や沢山のメディアが来ました。バイヤーはそういう風評で流通をストップさせてしまう人達だという話になり、農家の信頼も得ることができました。
我々には、風評だけれどもいいものは売り切る自信があったので、首都圏で茨城・福島・群馬の野菜が全く売れない中でそれをメインで売り出したので、その瞬間にちょっと変わりましたね。
農家やメディアだけではなく政治家も沢山来ました。谷垣総裁も来られて、目の前で野菜を買って「これを食べよう」と言ってくださったりしていました。
そこから「自治体の復興支援をやってくれないか」といったようなオファーが来るようになり、農家からどうしたらもっと売れるのか相談が来たりもしました。
 
2つ目は、先月初めて展示会に出展したタイミングです。「次世代農業ワールド」という年に一度の農業分野で最大級の商談会があり、たまたま講演する機会をいただいて出ていました。
自分たちの商品が企業に受け入れられ始めたので、正式にオープンにしようという目的がありました。
今まではクチコミのお客様だけ商品の提供をしていたのですが、正式にオープンするために大きな展示会で気合を入れてブースを作りました。
それを機に、農業に参入したいという企業様からのたくさんの案件をいただくようになりました。
 
我々の中では、農業は大きく変わるだろうという推測は1年前からあったので、それが実際に実現今しているのでこれからも大きく変わっていくなという予感はあります。

今後は海外へ

2013年からシンガポールに進出して、高糖度トマトを栽培してきました。今年からはタイでも準備を開始しました。タイではタイ国立科学技術開発庁がパートナーになってくれているため、現地調整や準備はスムーズに進んでいます。
今後は、アライアンスを組める有力企業の安定株主を増やしながら、国内だけでなく海外展開を加速させたいと思っています。
また、これからは事業会社や上場会社を中心に連携していきたいです。そういう会社の提携はこれから増えていき、そうすると自ずと会社に対する見方も変わっていくと思います。

一緒に働きたい人

素直であること、積極的なことの2つが重要です。
口先で動く人や頭だけで考えて動く人には農業はなかなか難しいと思っています。
あとは、身体的にも精神的にも健康であること。そして、きちんとロジックを積み上げられるということも必要です。

視聴者へのメッセージ

今、農業は変わりつつあります。
これまではCSRとか、遊休地があるからとか、そういった後ろ向きな理由が多かったんですが、完全に今はトレンドが変わり、次世代のビジネスもしくは会社の柱の1つとして農業をとらえる会社が増えています
もし農業で参入に迷われている場合には、当社をご利用いただければすぐに解決いたします。
 
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