> > > 「お前は会社に来るな」と言われた娘が後継者になった経緯を語る!大阪心斎橋でホテルを経営、サンプレ・佐藤可奈専務
後継者の事業革新

後継者の事業革新

「お前は会社に来るな」と言われた娘が後継者になった経緯を語る!大阪心斎橋でホテルを経営、サンプレ・佐藤可奈専務

今回のインタビューは、サンプレ株式会社の専務取締役、佐藤可奈さんに「家業を継ぐまでの経緯」「家業を継ぐ不安」「後継者として大事にしていること」「今後の事業展開」についてお話を伺いました。

経歴

1968年生まれ。高校卒業後、小林製薬に入社。本社受付業務として4年間勤務。その後、会計事務所に6年間勤務ののち、栗田工業の販社に入社。

2007年B&Chotelサンプレイン長堀(サンプレ株式会社)に入社。

2009年専務取締役に就任。

2011年新規事業として女性専用カプセルを同ホテル内にオープン。

30年にわたり心斎橋でカプセルホテルを経営

心斎橋でカプセルホテルをやっています。

カプセルホテルの10階には居酒屋があって、3階にはマッサージ店があり、1階には麻雀店とカフェがあるという形態のホテルになります。

ホテルは1985年から営業しておりまして、ちょうど今年で30周年です。

カプセルホテルそのものが一番の特徴で、10階にはサウナと大浴場があり、ミナミの景色を見ながら入れる大浴場が一番の人気です。

また、女性フロアがあり、入り口にはセキュリティキーのある扉をつけていますので、男性のお客様は入って来れないという特徴もあります。

家庭の中で父と仕事の話はしなかった

幼少期は父もまだ会社に勤めていたので、普通のサラリーマン家庭で育っていました。

父が開業したのは私が高校生の時ですので、サラリーマン家庭とは全く変わらない家庭環境でした。

家庭の中ではあまり父と仕事の話をする機会はありませんでしたが、私が社会人になって1度会計事務所に就職した時に、経営者なりの決算書の見方やお金に関する考え方を教わったことはあります。

キャリアについて

高校を卒業してからすぐに社会人になったんですけども、はじめは製薬会社の本社の受付の仕事を4年ほどしていました。

働き始めてからようやく、手に職のある仕事に就きたいと考えるようになり、経理の仕事を本格的に勉強しながらやってみようと思い、製薬会社を退職して会計事務所に就職しました。

会計事務所で6年くらい勤めていたんですけれど、結婚を機に1度退職し、その後色々ありましたのでまた社会復帰をしないといけないというところで、自分の会計事務所で培った仕事に就けたらなと思って探し、水処理関係の仕事に採用していただきました。

その後、正社員としてすぐ採用していただくことができました。

家業を継ぐまでの経緯

会計事務所を辞めた頃に、父に「経理事務として採用してくれない?」ということを持ちかけたことは一度ありますが、父からきっぱりと「お前は会社には来るな」と言われたので、もう私は父の会社とは全く縁がないと思っていました。まさか自分が父の会社を継ぐことになるとは全く思っていませんでした。

当時は弟が次期後継者として仕事に入っていましたので、私は私の道を歩んでいこうとその時は思っていました。

水処理の会社では管理職もさせていただき非常に仕事が充実していた時に、父と弟が喧嘩をして弟が出て行ってしまいました。

弟はどちらかというと技術関係の機械をいじったり電気の仕事に就きたかったんですが、半ば無理やり会社に入らされていましたので、やはり経営者向きではなく職人気質だったために、父の想いと弟のやりたいことが合わなかったのじゃないかなと思います。

弟は弟で精一杯やっていたんですけども、父の思うようにはいかなかったということです。

その時に父から「この後会社をどうしよう」という電話があったんですが、当時私は仕事もすごく充実してましたから全く継ぐつもりはなかったので、60歳を過ぎていた父に「もう売ってしまって老後好きなように遊んで暮らしたらいいやん」と言っていたんですが、相談の電話があまりにもしつこいくらいにかかってくるうちに、「もしかしたら私にして欲しいのかな」という思いがよぎってきまして、そこから親の会社を継ぐことになるのかもしれないと意識するようになりました。

イメージのギャップに感じた不安

家業を継ぐという気持ちで会社には入ってみたものの、入ってみてからは入る前に言われていたこととずいぶんイメージが違っていました。

あとは”カプセルホテル”というものに対して私は理解不足で、入ってみてから色んなことを感じるようになりました。

なんで男ばかり泊まるようなところで私が仕事をしなければいけないんだろうという想いがふつふつと沸いてきて、なかなか仕事には馴染めなかったです。

 

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